第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第04弾 〜Flashback memories(悲しき過去)〜
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が立っていた。
俺は素っ気なく態度で尋ねた。
「何の用?」
彼女は俺の隣に来て座りながら言った。
「尋問の続き」
尋問って……。
そう思っている俺に彼女は続けてこう言った。
「あの時、どうして手を止めたりしたの?」
やっぱりそこだよな……。
「昔の出来事が頭の中を駆け巡った」
そう説明した俺に対して彼女は首を傾げていた。
「どんな?」
「それは言えない」
そう短く返した。
何か言いたげな顔をしていた気もしたが、俺はそのことを流しつつ、逆に質問を投げかけた。
「なぁ、神崎」
「アリアでいいわよ」
そう神崎……アリアに訂正された。
「じゃあアリア、お前はなんでそんなにキンジにこだわるんだ?」
今一番な疑問はこれだ。何故、必要以上に感じのことを付け回しているのか。
「あいつは、私から逃げた」
「……どいうこと?」
彼女の言葉に眉をひそめつつ尋ねた。
「私の実績を知ってる?」
「ああ、犯罪者連続逮捕。99回連続だっけ?」
何処ぞの資料で読んだことを、頭のうちからひねり出した。
「そう。あいつは、その私から逃げた。その実力を見込んで私のドレイにしようと思ったの」
……ドレイねぇ。まあ、キンジが追っかけ回される理由は大体わかった。
「なるほど。あいつの実力を見たってのは、3日前の自転車爆破事件の時か?」
ここからは、俺の推理タイムだ。
「そうよ」
「ここは大体想定していたから分かった。後、もう一ついい?」
答え合わせしてみたら正解だったようだ。どうせなので、もう1つ尋ねることにした。
「いいわよ」
「なんで、最初に決闘申し込んだ時とやる前とで言うことが違ってたの?」
「……あいつが、パートナーになってくれなかった時に必要になるかもしれないと思ったから」
ふーん……俺は予備だったって訳ね。
「それに、勝負を挑んだのはあんたの経歴を調べて信頼ができると思ったからよ」
「……俺のこと調べたのか?」
衝撃発言に、俺は若干動揺していた。
「そうよ」
「どこまで?」
「そうね。まず、あんたのランクがSってことね」
そこから来たか。確かに俺はSランクに格付けされている。しかしそれは、バーストモードの俺で今の俺は良くてBってところである。
「しかも、強襲科だけじゃなくて探偵科と車輌科でもSランクに格付けされているということ。後は、狙撃科と装備科ではAランク、後はSSRとCVR以外の全ての学科でBランク以上を取っているってことね」
指を折りながらそんなことを言ってきた。こいつの
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