第3楽章〜不滅の聖剣・デュランダル〜
第31節「眠れぬ夜に気付いた想い」
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いっぱいで……ダメ!今度は別の意味で眠れなくなっちゃうぅぅぅ!!
はぁ、未来を抱き締めて落ち着こう……。
そう思っていつもやっているように、隣で眠ってる未来を起こさないよう、そっと抱き締める。
未来の柔らかさと温かさ、抱き心地が腕の中に広がる。
やっぱり未来は落ち着くなぁ……。
……未来の感触を感じると同時に、翔くんに抱き締められた時の感触を思い出す。
未来ほど柔らかくなかったけど、なんだか不思議と安心出来て……未来とは違った温かさがあって、それから……ちょっと、いい匂いがした気がする。
未来を抱き締めて寝る時は、お風呂の後だから、使ったシャンプーの匂いがするんだけど……翔くんの匂いはなんだろ?
香水……の筈はないし。でも、どこか知ってる匂いだったような……。
ひょっとして……汗、かなぁ……?
……って、何考えてるんだろわたし!これじゃまるで変態みたいじゃんっ!
も〜……今夜はやっぱり寝られそうにないよぉ……。
わたし、祝わてるかも……。
そうやって、彼女の夜は過ぎて行く。
いつの間にか、親友を抱き締めたまま寝息を立てていた彼女の顔は、とても幸せそうな表情をしていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ