暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第3楽章〜不滅の聖剣・デュランダル〜
第31節「眠れぬ夜に気付いた想い」
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いっぱいで……ダメ!今度は別の意味で眠れなくなっちゃうぅぅぅ!!
 
 はぁ、未来を抱き締めて落ち着こう……。
 
 そう思っていつもやっているように、隣で眠ってる未来を起こさないよう、そっと抱き締める。
 
 未来の柔らかさと温かさ、抱き心地が腕の中に広がる。
 
 やっぱり未来は落ち着くなぁ……。
 
 ……未来の感触を感じると同時に、翔くんに抱き締められた時の感触を思い出す。
 
 未来ほど柔らかくなかったけど、なんだか不思議と安心出来て……未来とは違った温かさがあって、それから……ちょっと、いい匂いがした気がする。
 
 未来を抱き締めて寝る時は、お風呂の後だから、使ったシャンプーの匂いがするんだけど……翔くんの匂いはなんだろ?
 
 香水……の筈はないし。でも、どこか知ってる匂いだったような……。
 
 ひょっとして……汗、かなぁ……?
 
 ……って、何考えてるんだろわたし!これじゃまるで変態みたいじゃんっ!
 
 も〜……今夜はやっぱり寝られそうにないよぉ……。
 
 わたし、(のろ)わてるかも……。
 
 
 
 
 
 そうやって、彼女の夜は過ぎて行く。
 いつの間にか、親友を抱き締めたまま寝息を立てていた彼女の顔は、とても幸せそうな表情をしていた。
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