暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第3楽章〜不滅の聖剣・デュランダル〜
第29節「完全聖遺物争奪戦」
[後書き]

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緒川「翼さん、お見舞いに来ましたよ」
翼「緒川さん……わざわざすみません」
緒川「いえいえ。と言っても、任務があるのですぐに戻らなくてはならないのですけれど」
翼「今朝方、護送車と櫻井女史の車が出ていくのが見えました。もしや、護送任務ですか?」
緒川「はい、デュランダルの護送です。翔くんと響さんが、了子さんとデュランダルを守る為に出てくれています」
翼「あの二人が?……そうですか。私の代わりに……」
緒川「おや?いつもならここで、心配になって飛び出そうとする所では?」
翼「いえ。流石にそんな、身体に障るような真似は出来ません。それに、翔と立花であれば必ずやり遂げる。そう信じてますから」
緒川「なるほど……。翼さんは、あの二人を信じているのですね」
翼「以前の私では、あの二人に……翔はともかく、未熟な立花に任を預けるなど、出来なかったかもしれませんね」
緒川「つまり、今なら響さんも信頼出来る。そういう事でしょうか?」
翼「はい。今の立花になら任せられます。未熟ながらも、翔と共に戦場
いくさば
に立つ身として相応しい戦士であるかと」
緒川「そうですか……。安心しましたよ」
翼「安心?」
緒川「翼さん、ようやく肩の荷が降りたって顔をしていますから。そんな優しい顔を見られたのは久し振りだったので」
翼「そう……ですか?」
緒川「はい、とても。もしかして、眠っている間に奏さんにでも会いましたか?」
翼「……はい。久し振りに、笑っている奏と……」(ベッド脇の机に置かれたスタンドから下げられている、片翼のイヤリング(オレンジ)を見つめる)
緒川「それは……よかったですね」
翼「ええ……」

翼「ところで緒川さん、その茶封筒は一体?それからどうしてボイスレコーダーを?」
緒川「茶封筒はお見舞い用、翼が眠っている間の翔くんと響さんを収めた写真です。それからボイスレコーダーには、その際の音声が録音されています。どうです?」(ベッド脇の椅子に腰掛ける)
翼「ッ〜〜〜!?おっ、緒川さんも意地悪ですっ!」
緒川「でも、響さんを認めた今の翼さんなら、あの2人の事が気になって仕方ないのでは?」
翼「……時間の許す限りで構いません。その……詳しく、聞かせてください……」(枕を抱き締めながら)
緒川「では、どこから始めましょうか……。翼さんが入院した直後からでも?」
翼「なっ!?あの二人、私が入院してすぐに!?一体何が……」
緒川(翼さん……可愛くなったなぁ……)ニコニコ

ブラコンSAKIMORIをネタにするだけの後書きだと思っていたのか?
いいえ。かなつば&おがつば風味のブラコンSAKIMORI陥落ネタです。
後書きがもはや本編の補完になり始めたのもこの頃かぁ。
次回もお楽しみに!
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