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ヘタリア大帝国
TURN25 アフリカ戦線その一
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す。
「同盟国とはいえ他国の手を借りるのは好きではない。しかしだ」
「このままではってんだな」
「我が国は北アフリカどころではない」
 ユリウスが言うのは現実のことだった。
「イタリン本土まで連合国に奪われる」
「あのいけ好かねえエイリスの奴等に占領されるってんだな」
「連合国にはロシアもいるのだ」
「そうだよ、あいつもいたんだよ」
 ロシアの名前を聞いただけでだ。ロマーノは震え上がった。
 そしてそのうえでだ。こう言うのだった。
「あいつ怖過ぎるだろ。一体何であんなに怖いんだよ」
「だが彼もまたロマーノ殿やヴェネチアーノ殿を気に入っているが」
「俺はあいつは怖くて仕方ないんだよ」
 嫌う以前の問題だった。ロシアに対しては。

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