第3楽章〜不滅の聖剣・デュランダル〜
第27節「廻り始める陰謀」
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に拘っている。理由を聞いてみたところ、昔、遠くへ行ってしまった幼馴染の女の子との約束なんだとか。
アイオニアンのプリンス、とあだ名されるこのイケメンは、本気で王子様ってのを志している。むしろ、そのあだ名に自負すら抱いている。
だからこそ、爽々波純という男はとても眩しい。
子どもの頃の約束を律儀に守って、ここまで自分を磨き続けてきたんだ。いつかきっと、約束の相手にも再会出来るだろう。
いや、むしろこっちから迎えに行く方かもしれない。いつだって、王子様はお姫様を迎えに行くものだからな。きっと純もそう答える筈だ。
「お前のそういう所、嫌いじゃないよ」
「それはどうも。はい、これでいつでも美味しく食べられるよ」
「おう!それじゃ、行ってくる。帰りは明日の午後になるな」
純からタッパー入りの布袋を受け取り、玄関へと出る。
「了解。それじゃ、寮監にバレないようにね」
親友に見送られ、俺は再びリディアンへと向けて歩き出した。
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