暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第3楽章〜不滅の聖剣・デュランダル〜
第26節「蠢く影」
[後書き]

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XDでカットされた原作シーンを何処まで付け足しつつ、何処まで削れるか。
それが、伴装者を書く上で一番苦労しているポイントです。

職員A「あ、Bさん見て見て、響ちゃんと翔くんが……」
職員B「おっ、肩を預けて眠る貴重な瞬間!写真撮っとこう」(パシャッ)
緒川「おや、AさんにBさん。お疲れ様です」
職員B「緒川さん、お疲れ様です」
職員A「あれ見てくださいよ緒川さん!」
緒川「あれ、とは?……なるほど、これは1枚撮らないとですね」
職員A「ですよね〜、って緒川さん……いつの間にあの二人のあんなに近くに!?」
職員B「さ、さすが現代を生きる忍者……。速い!しかも音もなく忍び寄って行った……!」
緒川「ほら、この構図からの1枚も中々でしょう?」
職員A「凄い……ああ、後でグループの方に送ってください!」
職員B「自分からもお願いします!」
緒川「構いませんよ。目を覚ました翼さんの御見舞に、持って行くつもりですし」
職員B「翼さん、意識が戻ったんですか!?」
緒川「はい。先程、病院から連絡がありました」
職員A「よかった……。え?でも、大丈夫なんですか?病み上がりの翼さんに、あの二人の仲睦まじい写真なんか見せたら大変なのでは?」
緒川「ははは。翼さんはただ、可愛い弟を響さんに取られるのが寂しいだけですから。そろそろ認めてくれる頃合いなのではないかと」
職員A「はえー、さっすが緒川さん……そこまで見てるとは」
緒川「では、僕はそろそろ次の仕事に戻りますので」(司令室を出る)
職員B「……いっそ緒川さんが翼さんの面倒を見てあげれば、翼さんも寂しくならないし、全方位ハッピーエンドなんじゃないかなぁ?」
職員A「奏さん以外で翼さんのお相手が務まるの、緒川さんしかいないと思うんだけど、あの人そういう素振りを一切見せないのよねぇ……。流石NINJA」
職員B「実はさっさと立ち去ったのも、そう言われるのを予期してたからだったりするんじゃない?」

緒川「……よかった。……さて、向かいますか」(見つめていたスマホの待ち受けには、七五三に撮影したものなのか、おめかしした幼き日の翼の姿が映っていた)



翼さんが入院している間、彼はどんな心境だったんでしょうね。
次回は作戦会議、そして迫るは黄金剣の起動……。

え?トレーニング中に何かアクシデントとかなかったのかって?
その件はまたの機会に。皆さん方が期待してるような展開は、今回は起こらなかったという事で。
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