第2楽章〜約束の流れ星〜
第22節「落涙」
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ドステップと共に駆け出した。
それを追う鎧の少女。二人がぶつかり合い、公園内で何度も爆発が起こる。
「そうだ!私もアームドギアが使えれば!」
立花が動かない腕に力を込め、願うように見つめる。
「出ろ!出ろぉ!私のアームドギア!!」
しかし、シンフォギアは何も反応しない。何度念じても、アームドギアが形成されることはなかった。
「何でだよぉ……どうすればいいのかわっかんないよぉ……」
泣きそうな声で立花は俯く。クソッ、俺もアームドギアさえ使えれば……この状態じゃ出せても振り回せず、落としちまうだけだ……!
「どうすれば……どうすれば立花も、姉さんも助けられるんだ!!」
何度目かの打ち合いの末、少女が鎧の力に振り回されているわけではなく、その力が本物だと気がついた頃だった。
少女はその手に握る完全聖遺物、ソロモンの杖の力で何体ものノイズを召喚し、私へと嗾ける。
ノイズの増援を蹴散らし、少女へと刃を振り下ろす。
少女も負けじと刃を受け止め、懐に飛び込んだ所で格闘戦を交えて距離を取る。
「はぁっ!!」
小刀を3本、少女へと投擲すると、少女は狙い通りそれを鞭で弾き返した。
「ちょせえ!!そんなの食らうか!」
少女は高く跳躍すると、鞭の先に溜めたエネルギーを球状に固めると、力任せに投げ放った。
「それじゃ、こっちの番だ。たあああーーー!!」
〈NIRVANA GEDON〉
「──ぐあっ!!」
防ぎきれず、爆発とともに後方へと吹き飛ばされ地面を転がる。
「姉さん!!」
「翼さん!!」
弟と後輩の声が聞こえる。身動きの取れない自分達よりも、私の方を心配してくれるとは……まったく……。
「ふん、まるで出来損ない……」
爆煙の向こうからこちらへと向かって来る少女の言葉に、あの日の光景が頭を過る。
「確かに、私は出来損ないだ……」
私がもっと強ければ……。あの時、私が奏を守れていれば……。
「この身を一振りの剣として鍛えてきた筈なのに、あの日、無様に生き残ってしまった……。出来損ないの剣として、恥を晒して来た……」
そして、今度は血を分けた大切な弟と、その弟が守ると誓った後輩を失うかもしれない……。
「だが、それも今日までの事。奪われたネフシュタンを取り戻す事で、この身の汚名を雪がせてもらう!!」
それだけは……そんな無様だけは絶対に晒せない!
防人として……先輩として……姉として……家族として!!
何としても、二人だけは絶対に守りきって見せる!!
……たとえ、この生命に変えてでも──。
「そうかい。脱がせるものなら脱がして……──ッ!?なっ、動けない……ッ!?」
〈影縫い〉
先程投擲した小刀が少女の影に突き刺さり、身体をそ
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