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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第1楽章〜覚醒の伴装者〜
第12節「戦う君への小さな応援」
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まだまだ全然弱い私だけど……でも、奏さんのシンフォギアを受け継いだ以上、私も戦わなくちゃ!」
 
『なら、一つだけアドバイスだ』
 通信を切断される前に、とばかりに声を張る翔。
 次の言葉を待ち耳を澄ます響に、彼は優しく告げた。
『ノイズを恐れるな。君の手には、奴らを一撃で倒せるだけの……誰かを守る為の力があるんだからな』
「わかった!ありがとう!」
 通信を切断し、響は拳を握り直す。
「ノイズなんか……怖くない!へいき、へっちゃらなんだからっ!」
 私が逃げれば、目の前にいる人達が危ないんだ。
 逃げない理由がそこにある。だから私は、もう逃げない!!
 立ち塞がるノイズの群れへと向かい、走り出す。
 不慣れな構えで、素人感丸出しの頼りない拳を振り上げながら、立花響は歌い始めた。
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