TURN24 バトルオブエイリスその六
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は誤報ではないのか」
「今ベニス閣下から通信が入っていますが」
「通してくれ、すぐにだ」
レーティアはまずは情報を知りたかった。それもムッチリーニ自身から。
それで彼女の通信を聞くことにした。するとすぐにだった。
「レーティアちゃん、助けて!」
「ドイツ、助けてよ!」
レーティアだけでなくイタリアも出て来た。イタリアはもう泣き叫んでいる。
「エイリス軍すっごく強いの!私の国の軍じゃ全然勝てないの!」
「モンゴメリー提督強過ぎるよ!何とかして!」
「あの数はイタリン軍の方が圧倒的だったのでは」
「御前の軍もそれなりの装備だった筈だが」
レーティアだけでなくドイツも唖然となっていた。
「それでローマまで、ですか」
「攻められそうなのか」
「このままじゃロマーノちゃん取られちゃうのよ!ロマーノちゃん助けてあげて!」
「俺もなんだよ!北イタリアも危ないんだよ!」
「妹さん達で何とか持ちこたえているけれど」
「何でエイリス軍ってあんなに強いの!?」
「・・・・・・どうしますか」
ドイツは呆れ果てながらもレーティアに問うた。
「ここは」
「イタリンを奪われればドクツ本土を脅かされる」
レーティアは冷静に戦局を分析して述べた。
「そしてこのままでは実際にだ」
「イタリン本土がですね」
「瞬く間に占領される」
これが現実だった。レーティアはここでも完璧に分析していた。
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