第5話 開いた口がふさがらない
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果か、たかが10メートル程度なら階段の段差とそう変わらないように感じてきた。
「よっと。着いたぞ下水道に」
「し、死ぬかと思ったさ」
地面に着いたので海斗をおろす。このまま抱えて行ってやっても良かったのだが、『おろしてくれ、後生だから』とか言われたのでおろしてやった。
「2人ともちゃんと着いてきてね?」
「へいへい」
「わかったさ」
それから少し歩くと行き止まり、壁にぶち当たった。
「行き止まりだな」「行き止まりさ」
「ふっふっふ、何を仰いますかここが入り口なのだ!」
と言って、ハルが手を翳すと何かが外れる音がして…
「マジかよ…」
古びた壁の先に綺麗(・・)な通路が現れた。
「ようこそ、我が秘密基地『庵治戸』へ」
「…」「…」
「どうしたの2人とも?」
どうしたってコレ…
「「めちゃくちゃガチじゃん(さ)!!」」
やべ、本格的過ぎて開いた口がふさがらねぇ!某ジャンプ漫画のマフィアの秘密基地張りじゃねぇか。
「当たり前でしょ。技術チートに掛かれば男のロマンもちょちょいのちょいだよ。ささ、入った入った」
ハルに背中を押されて庵治戸に入ると後ろでドアが閉まった。
「まだ、完成とは言いがたいけど部屋を案内するね」
「…」
「これで完成じゃないのかよ」
技術チート恐るべし。
「てか、お前どうやってこんなもん造ったんだ?手が足りないと思うが」
「ああ、地中に空間を作ったのは僕の大地の変換資質だよ。それでここら一帯を抉って特別に造った秘密基地製造マシーン君達に造営させたんだ」
「秘密基地製造マシーンスゲェ!めちゃくちゃハイスペックだ、正真正銘のハイスペックだ!」
「でも、まぁこんなことだけに使ってるのがばれると版権元に文句言われちゃうから処分しちゃったんだけどね」
「開発者は廃スペック過ぎてメタ発言しだした!?誰だよ版権元!」
「そんなのS.セ〇ール監督に決まってるじゃん。さすがに宇宙で活躍するド〇イドを地下で働かせるのはまずいと思ったからね」
「あいつらこんなとこにまで進出してきてた!確かに愛くるしいけどさ!別にいいじゃん、そんなに間違ってるわけじゃないし!」
「まぁ、もういないやつらのことはなしても意味ないし部屋の紹介いこうか?」
「あいつらに謝れぇぇぇえええええええ!…ハッ、俺は一体何をしていたんだ?」
なんか、触れてはいけない何かに言及していた様な気が…別にいいか。忘れるなら大した事じゃないんだろ。
「あ、ストップ。ここの説明するね?」
「なんだここ?」
長テーブルが並んでいて、奥にカウンターがある。まるで…
「見て
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