第47話
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ものでしょうね。…………不死者の肉体にそのようなものを宿らせた事例は聞いたことがありませんから、これから彼がどうなるかわかりませんが…………あくまで私の推測になりますが、少なくても彼は”通常の人間よりは長い生の時間”を過ごす事はできると思われます。何せ彼を生かしている源はあのマクバーンの”焔”なのですから。」
「あ……………………ハハ…………再会して早々騙すなんて、早速やってくれたな、クロウ…………!」
リアンヌの推測を聞いて呆けた声を出したリィンは安堵の笑みを浮かべながらクロウの顔を思い浮かべた。
「ふふっ………第四機甲師団も完全に撤退したようですし、我々もそろそろ帰還しましょう。」
「はい………っ!」
そして自分の様子を微笑ましそうに見守っていたリアンヌに呼びかけられたリィンはヴァリマールを操縦してアルグレオンと共にヴァリアントへと帰還した。
第四機甲師団撤退後…………メンフィル・クロスベル連合とヴァイスラント決起軍、そして第三機甲師団は協力して事態の収拾にあたった。
クロイツェン州全土の町や都市で起こった火事を消火し、ケルディックの暴動を治めて一段落終えると、メンフィル・クロスベルからはそれぞれの”総大将”であるリウイとギュランドロス、ヴァイスラント決起軍からは”総主宰”であるミルディーヌ公女がゼクス中将と対面し、今後の事についての話し合いを始め…………話し合いの結果、第三機甲師団も正式にメンフィル・クロスベル連合に協力する事になり…………更にアルフィンとアルフィンの”主”であるリィンから許可を取り、ヴァイスラント決起軍と第三機甲師団は連合を組んでかつての”紅き翼”のようにアルフィンを旗印とした”ヴァイスラント新生軍”へと名を改め、その存在とエレボニアの他の機甲師団や領邦軍にも帝国政府打倒の為に結成したヴァイスラント新生軍――――――通称”新生軍”への加入を呼びかける呼びかけをメンフィル・クロスベル連合の協力の元、世間に広まることとなった。これらの出来事により三国を降し、大陸に覇を唱えるオズボーン宰相を重用する現エレボニア皇帝ユーゲント三世を支持する帝国政府と、衰退や滅亡を覚悟してでも全ての元凶たる帝国政府を打倒し、エレボニアを正そうとするアルフィンを支持するヴァイスラント新生軍の対立で皮肉にも事実上の”獅子戦役”の再来となった。
帝国政府によるクロイツェン州の”焦土作戦”と”ヴァイスラント新生軍”の結成はエレボニアだけでなく、西ゼムリアの各国家、自治州にも衝撃を与える事になり、それらの出来事によってメンフィル・クロスベル連合に加えてリベールを始めとした西ゼムリアの各国家、多くの自治州に加えて本来ならば戦争になれば”中立”の立場に徹する事が最も求められている”七耀教会”の総本山であるアルテリア法国もエレボニア帝国
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