第47話
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がなくなったからといって自分達の人生を諦めて”死”を望むような人達じゃないぞ。」
「チッ…………その点に関しては否定できない上、”S”に関してはお前に救ってもらったんだから、反論できないのが痛い所だな。――――――つーか、それ以前にヴァルカン達とお前のメンフィル帝国軍時代にできた仲間の連中は”立場”とか全然違うから比較対象にならねぇじゃねぇか!」
リィンの指摘に対して舌打ちをして苦笑しながら答えたクロウだったが、すぐにリィンに反論した。
「ハハ、それもそうだな。…………」
クロウの反論に対して苦笑したリィンは少しの間考え込んである事を思いつくと、ヴァリマールを操縦してヴァリマールの太刀を納めた。
「おい、何の真似だ?」
「――――――今日はこのくらいにしておく。これでトールズで初めて戦った時の貸し借りは無しだ。」
「!コンニャロ…………あの時の事を未だに根に持っていやがったのか。へっ…………お前こそ、50ミラの利子の返済であんだけしつこかったんだから、当然俺もあの時の貸しに対する”利子”をしつこく請求させてもらうぜ!――――――かつてのお前のようにトワやゼリカ、それにZ組と共にな。」
リィンがトールズ士官学院で初めて戦った騎神同士の戦いの件を持ち出したことに驚いた後ジト目になって呟いたクロウは口元に笑みを浮かべてリィンに呼びかけ
「!ハハ…………やれるものなら、やってみるといいさ。」
クロウの呼びかけに目を見開いたリィンは苦笑しながら答えた。
「ハッ、今の内にせいぜいZ組の連中――――――特にアリサにどう謝るか悩んでおけ!後、トワが言っていた俺の掃除当番にもお前も絶対お巻き込んでやるからな!――――――ああそれと、”不死者”の件だが、ヴィータがマクバーンからもらった”焔”を”不死者”だから機能していない心臓に同化させて心臓の代わりにしているから、少なくても”相克”でオルディーネが誰かに奪われても俺自身は消える事はないとヴィータが保証していたぜ!」
「へ…………」
そして口元に笑みを浮かべて自分の言葉をリィンに伝えたクロウはオルディーネを飛び上がらせてその場から飛び去った。
「…………………あの、サンドロット卿。今のクロウの話は一体どういう事なのかサンドロット卿はわかるでしょうか?」
オルディーネが飛び去った後少しの間呆けていたリィンは我に返った後リアンヌに問いかけ
「フフ、彼の話が本当であれば、恐らく深淵殿はマクバーンから授かった”神なる焔”を”不死者”である蒼の騎士の止まった心臓に埋め込めることで”仮初めでありながらも本物の命”を宿らせたのでしょう。――――――わかりやすい例で例えるのであれば神々に選ばれし者達が神々から”神核”を授かり、”神格者”となる事や動かない機械に動力源となる物を埋め込むような
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