第二章
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やっとお餅をついてです、その後で。
おばさんはついたお餅をお家の中の乾燥している場所に置きました、そのうえで一服の紅茶を飲んでいるとです。
そこでご主人が帰ってきました、おばさんはご主人がお家に帰るとむっとしたお顔でこう言いました。
「ちょっと、お散歩もいいけれど」
「どうしたのかな」
「お餅ついてたのに」
そうしていたのにというのです。
「あんたがいないから苦労したわ」
「ああ、そうだったんだ」
「そうだったじゃないわよ、本当に大変だったから」
「それなら言ってくれたらよかったのに」
ご主人の返事は気軽なものでした。
「そうしたら手伝っていたよ」
「そう言う前にお散歩に行ったでしょ」
おばさんはとても甘いミルクティーを飲みながらご主人に言います。お茶の傍にはクッキーがあります。
「全く。いつもそうなんだから」
「いやいや、それでもね」
「それでも?」
「うん、お散歩に行った時にね」
見ればご主人があるものを持っています、そしてそれを奥さんに出しました。それは一体何かといいますと。
「パン屋さんでチーズが安くてね」
「チーズが?」
「そう、ウォッシュチーズがね」
「ウォッシュチーズね」
実はおばさんはウォッシュチーズが大好きなのです、他のチーズも好きですがウォッシュチーズは特になのです。
それでおばさんは紅茶を飲むことを一旦止めてご主人に尋ねました。
「買って来てくれたのね」
「そうだよ、食べるかな」
「ええ、是非ね」
おばさんはご主人に身を乗り出さんばかりにして答えました。
「頂くわ」
「それじゃあね、今から出すから」
ご主人もこう言ってウォッシュチーズを出します、そのチーズを奥さんに出すとすぐにでした。
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