第46話
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よりメンフィル帝国軍に所属している者達が現れ、我が軍に攻撃を開始しました!その数――――――20人弱と幻獣らしき大型の魔獣、そして”灰の騎神”と銀色の”騎神”らしき機体との事!なお、襲撃者の中には”英雄王”、”空の覇者”、”戦妃”の姿もあったとの事!」
「「な――――――」」
そして二人の軍人の口から報告された信じ難い二つの報告にクレイグ中将とナイトハルト少佐は絶句した。
〜ケルディック〜
「ぐあっ!?」
「がっ!?」
「くっ…………落ち着け!お前達は今自分達が何をしているのか理解しているのか!?」
「隊長、発砲許可を!このままでは我らは…………っ!」
「ならん!『決して民達に危害を加えるな』という中将閣下の命は未だ変更されていないのだから、中将閣下から新たな命令があるまで発砲してはならん!」
ケルディックで物資や男達を徴収していた軍人達はそれぞれの手に武器になるものを手にしたケルディックの民達の突然の襲撃によって怯み
「ふざけるな!内戦では領邦軍が町を焼き、メンフィル・クロスベル連合との戦争ではようやく復興を始めたケルディック(この町)から物資や食料どころか、男手まで奪うなんて、エレボニアは俺達を何だと思っているんだ!?」
「もう、我慢できないわ!何が『国家総動員法』よ!?何が大義ある戦争よ!?私達の生活を考えない帝国政府なんて、貴族連合軍と同じようなものよ!」
対するケルディックの民達はそれぞれ”呪い”による瘴気を纏わせ、憎悪の表情を浮かべて軍人達を睨んでいた。
「みんな、朗報だ!メンフィル・クロスベル連合が双龍橋を制圧して、ケルディックに向かってきているらしいぞ!」
「メンフィルは”百日戦役”で占領した町をエレボニアの時よりも住みやすくしてくれたんだから、少なくても帝国政府よりはよっぽどマシな連中だ!」
「それにメンフィル・クロスベル連合にはケルディックの焼き討ちを指示したアルバレア公を捕えたあの”灰色の騎士”もいるそうだぞ!」
「なっ!?貴様ら何故メンフィル・クロスベル連合の動きを…………――――――!まさか貴様ら、メンフィル・クロスベル連合の手の者か…………っ!」
そこにケルディックに一般人として潜伏していたメンフィル帝国軍の諜報関係者が緊急通信で予め受けた指示――――――『万が一ケルディックの民達が暴動を起こした際は、民達を更に煽る』という指示を実行して、ケルディックの民達を更に煽り、それを見て煽っている人物達が何者であるかを察した軍人は厳しい表情を浮かべた。
「がふっ!?」
「ぐあっ!?」
するとその時軍人達の一部が味方であるはずの軍人達を銃撃して絶命させ
「なっ!?お前達、何で味方である俺達に攻撃を…………!?」
「俺は元々ケルディック(この町)の出身で、故郷を守る為に軍に入隊した
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