暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica58いざ挑まん。最強の堕天使〜Day Before A War〜
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「そんなことないよ。セレネちゃんもエオスちゃんも、もちろんユーノ君だって、これまでもこれからもチーム海鳴だよ」

「うん。だからそんな寂しいこと言わないで」

「そうそう。なのはとすずかが言ったように、あんた達はチーム海鳴よ」

なのはとアリサとすずか、ユーノとセレネとエオスは、チーム海鳴の1期メンバーのようなものだ。アイドルグループのように卒業なんてものはないからな、解散しない限りずっと仲間だ。

『ところで、私たちはどういう理由で誘われたの? チーム海鳴じゃないけど・・・』

ルミナがそう言って首を傾げたため、「シャルを通してチーム海鳴と仲が良く、俺自身も短いながらも同じ部隊に所属した仲間で、友人だと思ったから、通信という形で集ってもらった」と答えた。するとルミナは満足そうに『ん!』頷いて、トリシュも『誘ってくれて良かったです』と微笑んだ。

「忙しい中、みんなを呼び出した理由。それはみんなにどうしても伝えておきたいことがあったからなんだ。今の俺の状態と、今後の俺について。そして、俺が今まで隠してきたセインテストの真実を伝えようと思う」

そう言うと、思い思いに喋っていたみんなが一斉に口を噤んで話を聞く姿勢を取った。

「まず、第12管理世界フェティギアはサンクト・アヴィリオスの出身というのは、嘘なんだ」

『なに!?』『ええ!?』

クロノとリンディさんが真っ先に驚愕の声を上げた。俺がそう言ったからといって何もせずに信じる愚は起こさないだろうから、リーゼアリアとリーゼロッテのように俺の身の上をちゃんと調査しただろう。そして裏を取れた。だが、俺本人から嘘だと言われた。驚くのも無理はない。

「うそ? うそってどうゆうことや?」

「それを説明するには、俺・・・セインテスト家の、セインテストシリーズの真実を伝える必要がある」

「「『セインテストシリーズ・・・?』」」

「俺は、厳密に言えば人間じゃない。初代セインテストのリンカーコアと遺伝子を基に生み出されたクローンだ。が、実際には魔力で体を構築しているから、シグナム達やエグリゴリに近い擬似生命体だ。ちなみにオーディンを含めた歴代のセインテストもそうだ」

俺の話に理解が追いつかないのかはやて達は呆け、すでに事情を知るシグナムとヴィータとシャマルとザフィーラは目を伏せ、緘口令を強いているアインスは「え? え?」と混乱しているはやてを悲しげに見、アイリは俺の側に寄り添い、「マイスターも・・・?」と目を丸くしているアギトを心配そうに見ている。

『ま、待ってくれルシル。君は成長していたじゃないか。まさか、あれも変身魔法で誤魔化していたのか?』

「いや。この体は魔力で形作られているとはいえ、肉体であることには変わりない。シグナム達には
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ