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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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!!」
「……そうなのか?」
「あぁ、新人航空歩兵なんて、初戦闘で小型ネウロイを1機撃墜すれば、良い方だぞ」
じゃあ、出撃のたびに毎回撃ち落とすお前らって……と、このシャーリーの発言を聞いて瞬間、そんな言葉が口から飛び出しそうになるが、なんか後でメンドクサイ事になりそうだから、グッと堪えて、俺は「へぇ」と短く返す。
そんな俺とシャーリーの傍では、他の面々も、戦闘がひと段落した所から、各々のパートナー達と集まり、今の戦闘を振り返り、言葉を交わす中、魔道針が使えるサーニャと流斬が周囲に更なる敵が居ないかを確認していた。
「サーニャ、そっちはどうだ?」
「何も感じないわ。流斬君の方は?」
「あぁ、こっちも何も感じ……っ!?」
と、流斬がサーニャの問い掛けに答えようとした時だった。戦闘の緊張感が抜け、緩んでいた流斬の顔が再び緊張感が走った表情になる。


その並々ならぬ様子に、俺やシャーリーを含めた、501のメンバー全員に緊張感が走る中、ミーナ中佐が流斬に問い掛ける。
「流斬君、どうかしたの?」
「新手です!ここから、2時方向!距離10キロ!!」
そう流斬が緊張感の漂う声で、新しく出現したネウロイを魔道針で検知しつつ、そのネウロイの居る方位と距離とミーナ中佐に報告する傍で、サーニャも流斬と同様に、魔道針でネウロイとの距離や位置を確かめ、探知するなり、ミーナ中佐に報告する。
「ミーナ中佐、私の方でも確認しました!ですが……」
「ですがって……何よ?」
茶を濁す様なサーニャの発言に対し、困惑と苛立ちの混じったような声で、ミーナ中佐が彼女に問うと、サーニャは信じられないような声で、こう告げる。
「恐ろしく速いんです……推測でも、900キロ以上はあります!もしかしたら、1000キロを超えている可能性も……!!」
「きゅ、900キロ以上ですって!?」
「そんな馬鹿な!?」
「早すぎるぞ!!」
「「!?」」
サーニャの出した驚異の900キロ以上と言うネウロイの推定速度に対し、歴戦のウィッチであるミーナ中佐や坂本少佐、バルクホルン達さえも、困惑する中、俺はシャーリーと顔を見合わせ、困惑していた。

だってそうだろう……。ネウロイの速度は種類やタイプによって、変化はあれど、基本的には、旧式のレシプロストライカーの最高速度である700キロが平均最高速度をされており、俺やシャーリー達だって、その様に教育・訓練されてきた。
だが、そんな今までの常識を覆すかのように、今、俺達の近くにいるネウロイは900キロ以上の速度……つまり、俺のP-80と同じか、それ以上の速度で飛行しているのだ。

そんな前代未聞のネウロイの出現に対し、俺だけでは無く歴戦の勇士である501の面々全員に並々ならぬ緊張が走る中、ミーナ中佐は直ぐに基地のレーダー主に通信
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