暁 〜小説投稿サイト〜
ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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首をポキポキと鳴らしていると、シャーリーが手にしていたBARを背中に回しつつ、こう言い放つ。
「んだよ、じじさくい事しちゃって」
「るせー、こっちとら航空歩兵としては初陣なんだよ。ちったあ労わってくれてもいいだろ?」
「えー?そう言うお前さん、元コマンド部隊でしょー?もうちょっとタフな所を私達に見せてくれても、良いんじゃなーい?」
「お前、いちいち人の頭にカチンと来ること言うな?そんな望むなら、一発やるか?コノヤロー」
と、言った感じで俺とシャーリーは傍から見たら、喧嘩しているのか、それともじゃれているのか、どっちなのか分からないやり取りを交わしていると、先に進んでいた少佐が振り返り様に大声を上げる。
「おい!二人とも、早くしろ!!遅れたら、飯抜きにするぞ!!!」
「うおぉーっと、そいつは勘弁してくれ!」
少佐の言い放った『飯抜き』というワードに少し慌てた様子で、少佐の元へと飛んでいくシャーリー。
そんな彼女は追い抜きざまに、こう言い放つ。
「ま、とりあえず上手くやっていこうぜ。相棒!」
「俺は何時、お前さんの相棒になったんだよ?」
恐らくP-80に乗りたいが為なんだろう……キレイに見え透いたお世辞だな、コラ。
でも、まぁ……、悪い気はしないな……。
そう心の中で、俺は独り言の様に呟きながら、少佐の後を追って飛んでいくシャーリーに続くのだった……。
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