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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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げるシャーリー。
何時もの俺だったら、此処で「うるせぇ!」と叫んで一発ポカリだが……。
「……っ、しゃああっ!!」
……と、歓喜の叫びを上げるのだった。
後で冷静に考えれば、戦闘の興奮を引きずったままハイになっていたのだろう……。
だが、久々に血の通った感情が胸の中に溢れているのを手に取る様に感じた。
人間としての体を失い、”兵器”になったっていうのに、こんなに人らしい感情が湧いてくるなんてな……。
何時もなら、ここで何とも言えない複雑な心境になるのだが、今回ばかりはホント純粋に嬉しい気持ちで胸がいっぱいだった。
「よっ、お見事大将!!」
「んだよ、大将って?あと叩くのやめろ」
満面の笑みを浮かべつつ、まだ背中を叩き続けながら、そう言うシャーリーに対し、俺も少なからず顔の表情を綻ばせていると……。
「終わったみたいだな?」
「「うおっ!?」」
……と後ろから、声を掛けられた物だから二人して、度肝を抜かれた様な表情で振り返ると、そこには少佐の姿があった。
少佐は驚いた表情の俺とシャーリーを顔を見ると、「ん?」と短く呟きながら、こう言葉を続けた。
「どうした、何を驚いている?」
「……いや、何と言いますか」
「いきなり後ろに少佐が居たから、びっくりしたんですよ」
このシャーリーの『無礼』以外の何物でもない言葉に、思わず「うぉーい!?」と素っ頓狂な声を上げる俺。
そんな俺達に向け、少佐は「ふんっ!」と軽く鼻息を吐きながら、言葉をつづけた。
「失敬な、人を幽霊みたいに言うな……で、二人とも無事か?」
「ご覧の通りでございまーす♪」
「……あー、報告。隊員2名、負傷及び装備の紛失ナシであります」
気の抜けた声でテキトーに報告するシャーリー。
彼女を横目に見つつ、俺はトンプソンを背中に回しつつ、大真面目に報告すると今度はシャーリーが、横目で俺を見ながら、こう一言……。
「うーわ……バルクホルン以外で、そんな報告する奴見た事無いわ〜」
「るっせー、バーロー」
シャーリーの発言に短く返しつつ、更に何か言ってやろうかとした瞬間に口を開いた。
「二人とも、軽口叩けると言う事は問題ない事だな。それは何よりだ」
そう言い放つと少佐は続け様に何時もの「ハッハッハッ!」という笑い声を上げる。
まさに少佐の特徴と言っても何ら過言ではない笑い声を聞きつつ、俺は少佐に質問する。
「少佐、他のメンバーは?」
「ん?あぁ、他の奴らも怪我なしだ……よし!それじゃあ、基地に戻るとするか!!そろそろ飯の時間だぞ!!!」
そう言い放った少佐は後ろを振り返りながら、「こっちだ!」と声を上げつつ、手を振ると他の501のメンバーが待機しているであろう空域へと飛行していく。
「……ふぅ」
遠ざかっていく少佐の後姿を見つつ、俺が
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