暁 〜小説投稿サイト〜
ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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ネウロイ達は俺とシャーリーに後ろを取られた事に焦ったのか、甲高い金属音と共に一気に上昇し、頂点で反転しようとする。
恐らく後ろにいる俺達の射線からの離脱を図ろうとしたのか、もしくは後ろに飛んでくる俺達を回避する為に速度を落とした速度を再び稼ごうとしたのかもしれない。
だが、この機動が”俺とシャーリーが攻撃するのに最も適した射程距離”を提供する事になる。

まさに”致命的なミス”だ。

そんなミスを歴戦のウィッチであるシャーリーが見逃す事無く、BARの引き金に指を掛けつつ、こう叫ぶ。
「ウィーラー、今だ!1、2の3で行くぞ!!」
「おうっ!!」
俺の返答を聞き、シャーリーは一回息を軽く吸うと「よし!」と呟きながら、攻撃開始のカウントダウンを始める。
「1……、2……、3……今だっ!!」
「っ!!」
そうシャーリーは声を張り上げると、BARのトリガーの引き、俺も同じ様にロケット弾の発射ボタンを押す!
瞬間、.30-06スプリングフィールド弾の銃声とロケット弾の凄まじい発射音が辺り一面に鳴り響くと同時に次々とネウロイを目掛け、飛んでいく。
己を目掛け飛んでくる多数の銃弾&ロケット弾を前にし、回避機動を取ろうとするが、距離が近すぎて、とても避けれそうにない。

『『『AAAAAAAAAAAAAAA!!!』』』

その事実を前にし、ネウロイは悲鳴の様な様な金切り声を上げる。
瞬間、次々と俺とシャーリーが放ったロケット弾と銃弾がネウロイに次々と命中、炸裂し、凄まじい勢いでネウロイの装甲を削っていく。
そうして削れた装甲から、むき出しになったコアが見えた瞬間には、俺とシャーリーの攻撃が命中!

『GIIIIIIIIIIIIIIIIIAAAAAAA!!!』

ネウロイにとって、人間の心臓にあたるコアを叩き割られたネウロイは、まるで死を前にして上げる断末魔の様な耳障りな金属音と共を上げた、次の瞬間には一瞬白く光ったかと思った矢先に、ネウロイはまるでガラスが粉砕されるかの様に粉々に砕け散る。
それに続けて、コントロールを司る本体が撃破された事によって、コントロールを失った分身体も砕け、本体と同じ様に白い破片へと姿を変えるのだった。


そうして、砕け散ったネウロイによって、まるで雪景色の様に辺り一面に広がっていく中、俺とシャーリーは荒ぶる息を整えながら、こう言葉を交わす。
「……やったのか?」
「……あぁ!」
シャーリーは、そう俺の問い掛けに短く返すと、続け様に俺の背中を叩きながら、こう言い放つ。
「やるじゃねぇか!初の実戦で3機の中型クラスを撃墜!!滅多にない大戦果だぜ!!!」
「……そうなのか?」
「そうそう!流石は元コマンド部隊!!やるねぇ〜!!!」
そうして続けざまに「フゥ〜!」と茶化す様な笑い声をあ
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