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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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あっという間に返り討ちにされかねない危険性もある。
だからこそ、本体と子機の併せて3機を確実にオーバーシュートさせ、更に確実に仕留めないとマズイ……。
ならばっ!!
そう思った俺は、再びP-80の横にあるロケット弾発射レバーを引き出し、安全装置を解除し、何時でもロケット弾を撃てるように攻撃態勢を整える。
同時に横目で追撃してくるネウロイの位置、そしてシャーリーの位置を確認すると、俺はシャーリーに指示を飛ばす。
「シャーリー、やるぞ!掴まれ!!」
「はいっ!?捕まるって、どーゆこと!?」
「そのままの意味だよ!!」
そう言い放ちながら、俺はさっき彼女にやられた様に彼女の肩に手を回すように彼女を抱き抱える(※なぉ、少なからず胸は触っている……。滅茶苦茶、柔らかいです……、ハイ……)。
同時に間髪を入れることなく、彼女を抱きかかえつつ、空いているもう片方の手でパラシュートパックのパラシュート解放リングを全力で引っ張る!
瞬間、パラシュートが収められていたパック内から、放出されると同時に、向かい風を受け、勢いよく開く。
その開いたパラシュートが受ける凄まじい風量の向かい風と空気抵抗によって、俺はシャーリーを抱えたまま、一気に急減速……。
かと思った次の瞬間には、坂を自転車でノーブレーキでスピードを付け、下っている時にいきなり首根っこを掴まれたかの様な凄まじい衝撃と勢いで俺とシャーリーは一気に後方へと飛んでいく。
それ伴うGやら、内臓やらが引っ張られる感覚を俺とシャーリーが必死に堪える一方で、俺達の追撃していたネウロイ達もこの俺達の動きは予想していなかったらしく……。
『『『GYAAAAA!?』』』
……と驚きにも近い悲鳴の様な金切り声を上げ、まるで”モーゼの海割り”の様に左右に分かれていく。
その空いた真ん中を通り抜ける様にして、一気にネウロイ達の後方を取った俺は抱えていたシャーリーを離しつつ、間髪入れる事なくパラシュートを切り離す。
体を制御したパラシュートを切り離した事で、体の動きが軽くなるのを感じつつ、俺は素早くトンプソンを構え直しながら、シャーリーに話しかける。
「無事か!?」
「お前、意外と簡単に異性に抱き着いたりするんだな?まっ!あたしは気にしないけどな!!」
「るせー!やるのは緊急事態ぐらいだ、バーロー!!」
とりあえずシャーリーの茶化しに対し、ブチ切れる俺。
まぁ、とりあえず
コイツ
(
シャーリー
)
は無事らしいな……。
キレながらも、彼女の無事を確認した俺は続けざまに指示を飛ばす。
「いいか、奴らを一気に仕留める!!攻撃のタイミングは任せる!!!」
「OK!」
俺の指示に対し、答えつつ、素早くBARを握りなおしたシャーリー。
『GIIIIIIIIIIIII!!!』
その間に
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