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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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と俺とシャーリーは一気に加速しつつ、一気に距離を詰め、ネウロイを追い越し、前に出ると二人して、一斉に射撃を開始。
辺りに.45ACP弾と.30-06弾の銃声が鳴り響く中、俺とシャーリーの銃撃を受けたネウロイは反撃として、俺達に向け、ビームを撃ちまくる。
その攻撃に対して、俺達が回避機動として、一気に頭を上げて垂直上昇に入る。
一気に1500m程上昇した後、上昇の頂点で俺とシャーリーが揃って後ろを振り返ると、ネウロイは俺とシャーリーの後をピッタリと付いてきつつ、自爆型の子機ネウロイを発射していた。
ちっ……分かっていたけど、このネウロイただ者じゃない!!
本体から放たれた子機が耳障りな金属音を上げて、襲い掛かってくる中、今度は一気に頭を下げて降下する。
それに続く様に子機と本体が揃って、俺とシャーリーの後ろを追ってくるので、再び俺とシャーリーは上昇反転して、本体の後ろに付こうとするが、それを阻止するかのように子機型のネウロイが俺達を目掛け、ビーム攻撃を仕掛けてくる。
子機型のネウロイのビームを交わしつつ、俺は本体を銃撃するべくトンプソンを向けるが、相手は一気に加速して距離を取っていき、この間にも次々と子機型のネウロイからの攻撃が飛んでくる。
「ちいっ!」
「落ち着け、ウィーラー!!」
仕留めるに、仕留めきれない状況に焦りと苛立ちが積もる俺を諭すかのように、シャーリーは声を上げ、こう言葉をつづけた。
「安心しろ!子機型のネウロイは、私が相手してやる!!だから、遠慮なく本体をぶっ潰せ!!!それと指示を頼のんだぞ!!!!」
「スマン……頼むぞ!!」
「任せろって!!!」
そう笑顔で言い放った彼女は、後ろを向き背面飛行の態勢を取ると、後ろから追尾してくる子機型のネウロイにBARの銃口を向け、トリガーを引く。
瞬間、けたたましい.30-06弾の銃声と共に勢いよく銃弾が銃口から飛び出し、子機型のネウロイはそれを回避するべく回避機動を取る。
その様子を横目で一瞬見ながら、俺は改めて、本体の方に視線を向ける。
視線の先に居た本体は相変わらず俺とシャーリーの後を執拗なまでに、ピッタリと付いてきていた。
その様子を見て、「自身とシャーリーがやられるのではないか?」と言う緊張感が胸の内を走り、額を冷や汗が伝うのと同時に「よしっ!」とガッツポーズしたくなるような気分になった。
奴とその子機は俺とシャーリーを追撃する事ばかりに夢中になっていて、俺達が
やろうとしている事
(
オーバシュート
)
に気付いてない……!絶好のチャンスだ!!
しかし、先に何度も述べた様に俺とシャーリーの後ろには、2機の子機型のネウロイがピッタリと付いてきている。
もし仮に本体を上手くオーバーシュートさせたとしても、この2機がオーバーシュートしなければ、
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