暁 〜小説投稿サイト〜
ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。後編
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?」
「お前さんの言っている、ロケットポッドって、お前のP-80に付いている、”ソレ”か?」
そう俺の問いかけに対し、シャーリーが、俺のP-80の両翼に取り付けられているをロケットポッドを指さしながら、聞いてくるので、俺は「あぁ!」と短く言葉を返す。
俺の言葉に対して、「おぉ〜!」と感心した様な声と共に、最初に俺と出会った時と同じように、目を輝かせながら、こう言い放つ。
「流石は新型!オプションも充実してますなぁ〜!!ん〜、でも、サーニャのフリーガーハマーでも、効果が無かったみたいが、効くのか?」
「一応、原隊でやった性能試験だと、厚さ100ミリの鉄板をぶち抜いていたぞ。少なくとも歩兵の携帯用対戦車火器で撃ち抜けるのが、鉄板の厚みが平均50ミリだから、軽く倍はある事は保証する!」
「よし、使おう!」
「じゃあ、援護しろ!!」
シャーリーの同意を得た俺が、彼女に援護を要請すると、まさか援護を要請されるとは思っていなかったのか、彼女は「えっ?」と驚いた様子で、俺に何か言おうとするが、それよりも先に、俺は無線機越しに、坂本少佐とミーナ中佐に対し、ロケット弾使用の報告をする。
「少佐、ミーナ中佐、P-80のロケット弾ポッドを使用します!」
『分かった!正面はぶち抜けないだろうから、お前の方から、見て、2時方向の上空に回り込み、上空から撃ち込め!!』
『ネウロイの注意は私達が引け受けるから、頼むわよ、ウィーラー大尉!』
「了解っ!」
坂本少佐とミーナ中佐の指示に対し、復唱を返しつつ、俺は直ぐに傍にいたシャーリーに顔を向けつつ、こう言い放つ。
「今の聞いたな!?」
「……あ〜、これ断れないパターンの奴ね」
「パターンって、なんだ?」
「お前は気にしなくて良いの、良いの」
「……そう言うもの?」
とまぁ、彼女の言うパターンが何の事だか、さっぱりだが、それを置いておいて、俺は一回息を吸い、吐き出すと同時に、彼女に向けて、こう言い放つ。
「……まぁ、良い。とりあえず、あの堅物を仕留めるぞ!先行するから、援護しろ!!行くぞ、付いてこい!!!」
悪魔の旅団に所属するコマンドの小隊長として、ベイカー達を率いていた頃の様に、そうシャーリーに言い放つと、シャーリーは、じゃれる様に笑顔で「サー、イエッサー!コマンダー!!」と言いつつ、俺に向かって敬礼してくる。
そんなシャーリーを見つつ、俺はネウロイの方を向き直すと、一気に魔力をP-80の魔道エンジンに集中させ、フルターボで回す。
瞬間、P-80のエンジンが、獣の唸り声の様な、凄まじい轟音を挙げると共に、排気口から、青い炎を吹き出しつつ、俺は一気に加速する。
加速に伴うGや風圧を体全体で感じつつ、横目で、ふとシャーリーの方を見ると、彼女もP-51の魔道エンジンをフル回転させて、俺の後を少し遅
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