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ヘタリア大帝国
TURN22 各国の会議その七
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イギリスはたまりかねてフランスのかつての料理のことを言った。
「イタリアのところから上司の奥さんが来るまでな」
「また随分大昔のこと言うな、おい」
「実際酷かっただろうが」
「その頃から手前は全然変わってねえだろうが」
「何っ!?胡椒の使い方は覚えたぞ」
「そんなの常識だろうが」
 二人で言い合う。やはりイギリスとフランスの関係はよくない。こうした言い合いの後でだ。
 会議は自然と流れた。イギリスはやれやれといった顔で帰路につく。その彼の横にだ。
 妹が来てだ。こう言ってきた。
「あの、お兄様の会議の方は」
「いつもの調子だよ」
 視線をやや逸らさせてだ。イギリスは妹に話した。場所は会議が行われていた建物の廊下だ。そのガメリカ調の廊下を進みながら話すのだった。
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