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麗しのヴァンパイア
第百八十六話

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                 第百八十六話  サウナについて
 華奈子は朝食の後で美奈子と一緒に家を出て遊びに出た、遊びに行く先はプールで二人で泳ぐつもりだったが。
 街を歩きながらだった、華奈子は美奈子にこんなことを言った。
「お父さん二日酔いのお話した時サウナのこと言ったわね。というか」
「私が言ったわね」
「ええ、あたしもサウナのことは知ってるけれど」
 華奈子はその美奈子に返した。
「熱い場所に入って」
「そうして汗をかいてね」
「そこから水風呂に入るのね」
「物凄く身体が熱くなって汗をかいたら」
 その時にとだ、美奈子は話した。
「水風呂に入るの」
「そうして身体を冷やすのね」
「そうなの、それでまたサウナに入るの」
「それを繰り返すのね」
「そうしたらね」
 美奈子は華奈子に落ち着いた声で話した。
「二日酔いも治るらしいわ」
「汗をかいてなの」
「そうみたいよ、身体が熱くなったり寒くなったりして」
 その様にしてというのだ。
「そうしてね」
「お酒抜けるのね」
「そうみたいよ」
「ううん、それでさっきお父さんも」
「すっきしてたのよ」
「お風呂でもいいのね」
「そうみたいよ。サウナはね」
 美奈子は今度はサウナ自体の話をした。
「汗をかいてそこから身体の悪いものが出るから」
「悪いものが出るの」
「汗からね、それで健康にいいそうよ」
「そうなのね」
「だからお風呂もいいけれど」
 湯舟のそれもというのだ。
「サウナもいいみたいよ」
「フィンランドやロシアから来た子も言ってるわね」
 華奈子達がいる八条学園の生徒の半分は海外からの留学生だ、その中にはこうした国々から来ている子もいるのだ。
「サウナは身体にいいって」
「そうでしょ、だからね」
「サウナに入ると健康になるの」
「お酒も抜けてね」
「そうなのね、じゃあプールにサウナあるし」
 それでとだ、華奈子は美奈子に言った。
「プールだけじゃなくてサウナに入る?」
「お風呂にも入るのね」
「ええ、そうする?」
 こう美奈子に提案した、そうしたことをしつつプールに向かうのだった。


第百八十六話   完


                 2019・8・16
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