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遊戯王BV〜摩天楼の四方山話〜
ターン17 錬金武者対赤髪の夜叉
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きたみたいだぜ?まず1枚目のトラップ発動、バージェストマ・ピカイア。手札のバージェストマ1枚、今引いたマーレラを捨てることでカードを2枚ドローするぜ。そしてこっちが本命だ!トラップ発動、幻影騎士団(ファントムナイツ)ロスト・ヴァンブレイズ!このカードの効果で真紅眼の不屍竜はこのターンレベルが2になって攻撃力が600ダウンし、さらにこのカードをレベル2モンスターとして特殊召喚する。そしてトラップの発動にチェーンすることで、墓地のピカイアをモンスターとして特殊召喚!」

 幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ 守0
 真紅眼の不屍竜 攻2700→2100 ☆7→2
 バージェストマ・ピカイア 攻1200

 テンポよく発動されるカード群により、見る間に糸巻の場にはレベル2のモンスターが並ぶ。では、その結果生まれるカードといえば?鼓と八卦がその胸中で、同時に1枚のカードの姿を思い浮かべる。もはやその答えは、1枚しかありえないだろう。すなわち凶悪な耐性と使い勝手のいいカード破壊効果を持つ彼女のエースの一角、バージェストマ・アノマロカリスである。しかしそれは鼓にとっても望むところ、なぜならばテツドウ−Oにはファイヤー・アーマーがついているのだから。
 しかし当の本人はそんな予想を読み切ったかのように、わずかに笑ってみせる。果たして彼女の導き出したモンスターは、両者の予想を裏切るものであった。

「アタシはレベル2のロスト・ヴァンブレイズと、真紅眼の不屍竜の2体でオーバーレイ!戦場(いくさば)たゆたう(あやかし)の海よ、原初の楽園の記憶を覚ませ!エクシーズ召喚、バージェストマ・オパビニア!」

 ☆2+☆2=★2
 バージェストマ・オパビニア 守2400

 2体のモンスターが光となって混じりあい、異様に伸びた口吻から呼吸を繰り返す5つの目を持つ古代生物が現世へと蘇る。それは最強の矛である攻めのアノマロカリスと対となる最強の盾、守りと補助に特化したもうひとつのバージェストマ。

「ここでオパビニア……まさか糸巻、お前!」
「当たり前だ、お前の機関車相手にして馬鹿正直に正面突破なんてするわけないだろ!現役時代、何回それでカウンター喰らってきたと思ってやがる!てなわけで、遠慮なく搦め手で始末させてもらうぜ?オパビニアの効果発動、トラップを素材とするこいつはオーバーレイ・ユニット1つを取り除き、デッキからバージェストマカード1枚を手札に加える。カンブリアの奉納!アタシが選ぶカードは当然、バージェストマ・ディノミスクス……そしてオパビニアの効果により、アタシはバージェストマを手札から発動できる。ディノミスクスを発動!フィールドで表側のカード1枚をゲームから除外し、手札を1枚捨てる。失せろ、テツドウ−O!」

 テツドウ−Oの金属の車体に
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