第二章
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「私達の倍はね」
「それも駄目っていうの」
「しかも食べ方ワイルドだし」
「全体的にガサツなのよ」
茶髪の娘が結論を出した。
「真花ちゃんは」
「だからなの」
「そう、外見はいいけれど」
このことは外の面々も頷いて肯定した。
「それでもね」
「ガサツだっていうの」
「そう、それがね」
どうにもというのだ。
「よくないのよ。何かね」
「今度は何よ」
「オコジョみたいよ」
この生きものの様だというのだ。
「正直ね」
「オコジョってあの」
「そう、山にいるね」
「イタチの仲間よね」
「外見はいいけれど」
オコジョはというのだ。
「それでもイタチだから」
「オコジョは」
「実は結構凶暴なのよ」
「確かフェレットもよね」
「そうよ、これがね」
「だからなのね」
「そう、普通にね」
それこそというのだ。
「あんた彼氏いないのよ」
「そういうことなの」
「そんなのだと」
茶髪の娘はさらに話した。
「年齢イコール彼氏ない歴がね」
「今お話してるそれが」
「更新されていくわよ」
「まあオコジョってね」
ツインテールの娘も言ってきた。
「確かに可愛いわね」
「私もオコジョ知ってるわよ」
真花もこう返した。
「可愛いわよね」
「特に冬はね」
「真っ白でね」
「本当にね」
「ただ、本当にね」
「外見はいいけれどっていうのね」
「イタチはイタチよ」
このことは変わらないというのだ。
「だから物凄く食べるし」
「凶暴だっていうのね」
「フェレットもそうなのよ」
このペットもというのだ。
「結局はね」
「イタチだから」
「あれで結構凶暴だし」
「猫みたいね」
「そうね、けれど真花ちゃんは猫っていうより」
「やっぱりオコジョね」
金髪の娘も同意だった。
「そんなのだからね」
「彼氏が出来なくて」
「これからもね」
「ガサツなところを何とかしないと」
「出来ないわよ、大和撫子でないと」
ここで死語というか最初からそんな言葉は存在しなかったという説すらある存在の名前も出て来た。
「もてないわよ」
「大和撫子ね」
「そう、ちょっとね」
「ガサツなままだと」
「もてないことはね」
このことはというのだ。
「事実だから」
「何とかしないと」
「ずっとよ」
彼氏が出来ないというのだ。
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