■■SAO編 主人公:マルバ■■
二人は出会い、そして◆違うよって言わなきゃいけないのに
第二十四話 結成!《リトル・エネミーズ》!!
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いた。
「いやー、今日は働いた働いた。大漁だぜ。一日でこんなに稼げたのは初めてだな。」
「うん、そうだね。ボス戦の暫定パーティーだったはずなのに随分楽に戦えたなぁ。」
「ぜんぜんオーソドックスなビルドじゃないけどよ、案外俺たちって相性いいんじゃねぇか?」
「あ、それは私もそう思ったよ。手伝って欲しい時に一言声をかけるだけですぐに誰かが助けに来てくれるし、すごく楽だった。」
「いつもだったらポーションがないと回復が間に合わないんですけど、今日はピナのヒールブレスだけで十分でした。アイテム代ゼロですよ!」
「ボス戦やった直後だったのにみんなぜんぜん疲れてないんだもんね。せっかくだからこのまましばらくパーティー組みたいなぁ。」
マルバの発言に全員が賛同する。そして、アイリアがこんな提案をしてきた。
「じゃあさ、お兄ちゃ……じゃなかった、マルバくん。私はいままでソロだったし、マルバくんとシリカちゃんは二人でパーティー組んでるだけでギルドに入ってたわけじゃないんでしょ?それなら、この四人でギルド組んじゃったらどうかな。」
「おお、それはいいな!!俺も野良パーティーで狩りしてただけだからギルドには入ってねぇんだよ。ギルド作るっていうんなら喜んで入らせてもらうぜ。」
「ギルドかぁ……。僕はいままでギルドに入ってたわけじゃないからなんか変な感じだなあ。シリカ、どうする?」
「……わたしは……。マルバさんが入るっていうなら入ります。」
「そう?……うーん、ごめん、少し考えさせてくれないかな。明日までに答えを出しておくから。それでいい?」
「ああ、ぜんぜん構わないぜ。な?」
「うん、急に言われても困るよね。それじゃまた明日聞くね。」
四人は圏外村パニにたどり着いた。シリカは信用回復クエストを受ける暇がなかったため、今はまだオレンジカーソルであるが、ここは圏外なのでオレンジプレイヤーも問題なく立ち入れる。シリカは明日信用回復クエストを受けるつもりでいた。
四人は二人と二人に分かれ、シリカとマルバは少し話をするために丘へ、アイリアとミズキは先に宿へと戻っていった。
丘の頂上にふたり腰掛けると、マルバは話を切り出した。
「シリカ、どうしたの?元気ないね。」
「……そうですか?わたしはそんなつもりないんですけど。」
「そう?なんか無理してる顔だよ。」
「……やっぱりわかりますか?マルバさん、鋭いですね。」
シリカはため息をひとつつくと、ゆっくりと話し始めた。
「わたし、ギルドに入る気はないって前に言いましたよね。それはマルバさんに付いて行きたいからだって。」
「うん、言ってたね。あ、それでミズキたちと一緒にギルドには入りたくないっていうこと?」
「いいえ、違います。一緒にパーティー組んでみて分かりましたけど、ミズキさ
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