第三章
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「政治でも何でもな」
「出来ないか」
「そうだろ、だからな」
「独裁者になるにもか」
「その国に生まれ育ってるかよく知らないとな」
それこそというのだ。
「出来ないだろ」
「それもそうか」
「そうだよ、しかしな」
「しかし?」
「なれるゲームはある」
徹は冷静な顔で述べた。
「そうしたゲームもな」
「独裁者になれるゲームあるか」
「そのゲームやってみるか」
「ああ、じゃあな」
それならとだ、修治も受けてだった。
それで早速そのゲームを教えてもらった、それは今流行りのスマホのアプリのゲームだった。それを紹介してもらってだった。
修治は学校の中だが早速やってみた、徹はその彼に言った。
「見付かるなよ」
「うちの学校そもそもスマホ禁止だしな」
「まずそれがあるからな」
「見付からない様にか」
「しろよ」
「家でした方がいいか」
「ああ、そうしろ」
「じゃあな」
修治は今はスマホを閉じた、そしてだった。
そのうえで家に帰ってそのゲームをやってみた、翌日彼は徹に話した。
「いや、面白いな」
「独裁者になってか」
「それこそ何でもな」
「国のことをか」
「動かせるから」
「一つの国が思いのままか」
「ああ、善政敷いてな」
そしてというのだ。
「全部動かしてな」
「やっているか」
「政策も予算も全部決めて」
自分がというのだ。
「大臣とか将軍もな」
「そうしてやっているか」
「そうしていくとな」
「国がお前の思うままにか」
「動いてな」
そうなってというのだ。
「凄くいいぜ」
「そうか、楽しんでいるか」
「独裁者をな、快感だよ」
修治はこうも言った。
「本当にな」
「一つの国を思うままに動かせてか」
「ああ、そしてな」
修治は徹に笑いながら話した。
「国も軍隊もな」
「どっちもか」
「強くなってな」
そしてというのだ。
「豊かになってるぜ、国の隅から隅まで見て」
「悪いと思った部分をなおしてか」
「そうした政策してな」
「面白いか」
「本当にな、いいゲームだな」
「楽しんでくれて何よりだ」
「これからもやってくな」
修治は徹に笑って答えた、そしてだった。
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