第7章:神界大戦
第223話「閉ざされた道」
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入りお茶を飲み……
『艦長!』
八束神社に常駐している部隊からの通信が繋がる。
すぐさま、リンディは思考を艦長らしく切り替える。
「何か変化が?報告をお願いします」
『はい……』
通信相手の魔導師は、一呼吸おいて何が起きたか発言する。
『神界への道が……閉ざされました!』
「っ……!そう……」
報告を聞き、リンディは目を見開く。
だが、すぐに平静を装い、少し考える。
「……とりあえず、引き続き常駐をお願いします。とこよさんとサーラさんもそちらにいますからね」
『わ、分かりました!』
指示を出し、通信を終わらせる。
再び一人になったリンディは、頭を抱えて溜息を吐いた。
「……これで、本当に優輝さんは戻ってこれなくなった」
神界への道が閉ざされた。
それはつまり神界と行き来が出来なくなったと言う事だ。
向こう側にいる優輝は、もうこちらに戻ってこれない。
また、行方不明で無事だったかもしれない帝も、もう助からない。
「でも、向こうからの干渉は可能」
こちらからは干渉出来ないが、神界からは別だ。
元より、神界での戦いの余波が世間を騒がせていた。
同じようにこちらと繋いでくる事が出来ないはずがない。
「……出来る限り、備えるしかないわね」
出来る事は少ない。
それでも備えるしかないと、リンディは判断する。
「司さん達に関しては、まず休息を取ってもらうとして……一度、報告をしておく必要もあるわね。……嘆いてばかりはダメよ。行動していかなくちゃ」
自分に言い聞かせるように、リンディはこれからの行動を決める。
その行動が、いい結果に繋がると信じて。
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