暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜サイバネット・テンペスト〜
第一話/邂逅
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モンスター達なんだとか。

「まぁ、悪いやつでは無いと思いますよ?」

微笑みながらトルネードバスターを見ると、鎧の奥の瞳が赤く光る。肯定の意を示してるのだろうか。

「まぁ、それならいいんだけどな。あ、それより呼び出した理由はもう一つあんだ」

思い出したかのように、モニターを切り替えていくAiさん。それと同時に奥の広場から、大型の機械が釣らされてこちらに来る。

「ああ…そうだったな。本来の話はコレだ」

財前も、思い出したかのように頷く。なんで重要な事を忘れるんだこの二人。

『……』

トルネードバスターが、右手の剣を構えながら後ろに控える。

「どーよ、これがうちが作り出した新作のISよ!」

ドヤ顔をしながら説明をするAiさん。設計図を見る限り、トルネードバスターを模したような形をしている。

「……ISって…女性にしか使えないんすよね?何で俺を呼んだんすか?」

設計図と、色のないトルネードバスターもどきのISを見て、二人に聞く。

「……起動しなかったのだよ。このISはね」

「…起動しない?コアは装備されてるんですよね?」

「当たり前だろお前。っていうか、この天才アイちゃんが手を加えてるんだぞ、動かない訳がねーんだ」

「だが…それでも適正のある乗り手でも起動しなかったのだ」

曇った顔で二人が言う。だいたい話は読めてきた。

「…で、ダメ元で俺で起動させてみようと?」

「まぁ、そういう事だ。社内会議でも、君に一任すると満場一致でね。一応ではあるが試してもらえるか?」

「…まぁ…ダメ元なら…」

ISとは、女性にしか起動できないパワードスーツだ。男性の俺に起動できるはずもない。まぁ…少しだけ気にはなるが。

「ほれほれ、触ってみ?」

Aiさんに手を引っ張られ、ISに手を触れる。
しかし、これと言って変化は何もない。

「…何も…起きないっすね…」

「やっぱり何かがおかしいんじゃないか?」

「それはねーって。完璧に調整できてるんだぜ?」

二人が言い争いを始めようとした途端、後ろに控えていたトルネードバスターがISに触れる。
途端、光が部屋を包み、俺の頭に何かが流れ込んでくる。

「うお…っ!?」

「なんだ…!?」

二人が驚く中、光が収まると俺の視点が高くなっていた。

『な…何が…』

俺が声を発すると、少し高めの機械音が響く。……嫌な予感がする。

『……起動しちゃってます?』

「……ああ、しちゃってるな、バッチリ」

声を失った財前の代わりに、Aiさんが肯定する。その側にトルネードバスターが立っていた。

『……なんなんだこれ…』

ISを纏った状態で頭を抑える。その右
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