24 動き出す者達
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子ちゃん達隣町の子が来てくれなかったらきっとすぐに丸岡やオリガに倒されてたと思うんだ。前に学校に二人組の兄弟が来た時も杉山君と大野君が協力があって倒したんだよ。まだまだ一人じゃ心細いよ・・・」
「そうか、でも君ならきっとこの未来を守れるよ。僕はそう思うよ」
「ありがとう。あの、こんな事頼んじゃ利用してるようで悪いって思うんだけど、昨日は長山君にも助けて貰ったし、もしなんかあったら長山君にも協力、お願いしていいかな?」
「え?ああ、いいよ。僕もこの謎が気になっていたからね。僕を利用しようとした丸山はこの日本を戦争中の頃、つまり軍事力を持っていた頃に戻そうとしている。それで異世界の人間を連れて来て協力してその目的を達成しようとしているんだ。もしかしたらいつか前の地震みたいな現象も異世界とこの世界がぶつかり合ってそれで異世界の人間が来るようになったんだと僕は思うんだ」
「うん、そうかもしれないね」
「僕からも是非君と協力するよ」
「ありがとう、長山君!」
かよ子は共闘できる仲間を増やした。そして長山もまたこの元の日々を取り戻す為、そして丸岡達の目的や異世界と繋がった謎を解き明かす為に闘い続けようと決意した。
石松は組織「次郎長」が造った秘密基地のある丘から清水市の街並みや海を臨む。
(あの丸岡修という者・・・。あやつは確か異国で暴れている組織のもの・・・。まさか、この日本を破滅に導くつもりか・・・?)
石松は考える。自分や親分の次郎長が生きてきたこの清水を利用してこの地球にどのような異変を起こすつもりなのか・・・。
清水市内のとある高校。三河口と北勢田は昨日の事でお互い労い合っていた。
「北勢田、今日、お宅の向かいの兄妹は元気に学校へ行ったかい?」
「ああ、なんとかね」
「それにしても昨日の丸岡って奴なんだが、おばさんに聞いてみたらな・・・」
三河口は言葉を続ける。丸岡が属する組織の名前を口にすると、北勢田は息を呑んだ。
「そんな奴が清水に来たってわけか!?」
「ああ、これからまた戦う事になるだろうな」
数日後、中東のある国とある建物。丸岡のいる組織の根城としている建物である。
「全く、丸岡、小学生相手に何しくじってんだよ。房子さんも少し呆れ気味だったぞ」
「日高、すまんな、だが、これで分かった事が一つあるんだ」
「何が分かったんだよ?」
「静岡の清水って所には俺達が呼び寄せた異世界とは別の世界とつながっているという事だ。その世界の武器を持っている奴らがいたからな」
「というと?」
「あそこを攻めるにはかなり大変ではあるが、その分撃ち落としがいがあるという事だ。作戦を立て直さんとな」
丸岡の属する組織は本格的な清水の襲撃に動き出す。そこに住む魔法の杖を持つ小学生の女子や、凡
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