第十五章
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に昨夜とは別の建物に見えた。朝と夜で全く別の世界になったかの様に。
その聖堂を見てだ、速水は紗耶香に言った。
「夜見ると禍々しく不気味な場所でしたが」
「今はね」
「一見ですが」
あくまでそうであってもというのだ。
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