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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百三十九話
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つまりは、それだけの命が産み出され、世界を知ることもなく消えていったということ。
「……………………束。リムシィを七機頼む」
機械に包まれた拳を握り締めながら、絞るように言葉を紡いだ。
『了解』
漢字二文字の簡潔な返答。
数分と経たず、千冬が開けた大穴から7人の美少女が入ってきた。
薄い緑の髪。
バイザーつきのヘッドギア。
白とピンクの装甲を纏った脚。
同色の背部ユニット。
そして、全て同じ、気味の悪い程に整った顔。
「彼女達をトレイターに連れていってくれ。私は後処理をする」
「「「「「「「畏まりました」」」」」」」
リムシィ達は各機シリンダーの中から少女を取りだし、横抱きにした。
「あぁ………久々だな。これ程に怒りを覚えたのは」
リムシィ質が離脱したのと同時。
千冬が飛び上がった。
施設の上空、先に千冬が開けた大穴の真上。
千冬がバスターライフルを2セット……つまりは4丁量子展開した。
それらを二丁ずつ合体させ、ツインバスターライフルを両手に構える。
四丁のバスターライフル……二丁のツインバスターライフルが同じ方向を向く。
<ドライツバークを展開>
ツインバスターライフルの先端部に三角を描くように追加ユニットが展開される。
「消し飛ばす………!」
<ダブルツインバスターライフル・スタンバイ。外装の関節を固定>
ゼロの関節が固定された。あとは引き金を引くだけ。
千冬がトリガーに指を掛けたと同時。
千冬は心臓の真上に熱を感じた。
ムーバルスーツと装甲の間。
あって無いような隙間から赤い光が溢れる。
一夏が渡した指輪だ。
その暴力的で荒々しい光は、千冬の怒りの可視化。
機体を包み込む赤い光が二丁のツインバスターライフルの銃口の先端に収束する。
「去ね!」
千冬がトリガーを引く。
迸る閃光。
二条の光が大穴に吸い込まれる。
十数秒の照射の後、サイコEカーボンで増幅された威力に耐えきれず、ドライツバークもツインバスターライフルも吹き飛んだ。
それとほぼ時を同じくして、地面が膨らんだ。
一拍置いた後に、撃ち込まれ行き場を無くした莫大なエネルギーが爆発した。
熱と衝撃波が撒き散らされる。
土砂は巻き上げられ、木々は薙ぎ払われ、燃えている。
<SPCSS起動>
「セルベレスタ」
千冬が片手を水平に伸ばしそう唱える。
周囲の炎が収束を始めた。
伸ばした手の先。
そこにあるのは漆黒…否、虚無とも呼べる闇の剣。
光すらも通さず、熱を封じ込める結界魔法。
マグマと化した地面からも熱を奪
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