暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百三十九話
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


つまりは、それだけの命が産み出され、世界を知ることもなく消えていったということ。

「……………………束。リムシィを七機頼む」

機械に包まれた拳を握り締めながら、絞るように言葉を紡いだ。

『了解』

漢字二文字の簡潔な返答。

数分と経たず、千冬が開けた大穴から7人の美少女が入ってきた。

薄い緑の髪。

バイザーつきのヘッドギア。

白とピンクの装甲を纏った脚。

同色の背部ユニット。

そして、全て同じ、気味の悪い程に整った顔。

「彼女達をトレイターに連れていってくれ。私は後処理をする」

「「「「「「「畏まりました」」」」」」」

リムシィ達は各機シリンダーの中から少女を取りだし、横抱きにした。

「あぁ………久々だな。これ程に怒りを覚えたのは」

リムシィ質が離脱したのと同時。

千冬が飛び上がった。

施設の上空、先に千冬が開けた大穴の真上。

千冬がバスターライフルを2セット……つまりは4丁量子展開した。

それらを二丁ずつ合体させ、ツインバスターライフルを両手に構える。

四丁のバスターライフル……二丁のツインバスターライフルが同じ方向を向く。

<ドライツバークを展開>

ツインバスターライフルの先端部に三角を描くように追加ユニットが展開される。

「消し飛ばす………!」

<ダブルツインバスターライフル・スタンバイ。外装の関節を固定>

ゼロの関節が固定された。あとは引き金を引くだけ。

千冬がトリガーに指を掛けたと同時。

千冬は心臓の真上に熱を感じた。

ムーバルスーツと装甲の間。

あって無いような隙間から赤い光が溢れる。

一夏が渡した指輪だ。

その暴力的で荒々しい光は、千冬の怒りの可視化。

機体を包み込む赤い光が二丁のツインバスターライフルの銃口の先端に収束する。

「去ね!」

千冬がトリガーを引く。

迸る閃光。

二条の光が大穴に吸い込まれる。

十数秒の照射の後、サイコEカーボンで増幅された威力に耐えきれず、ドライツバークもツインバスターライフルも吹き飛んだ。

それとほぼ時を同じくして、地面が膨らんだ。

一拍置いた後に、撃ち込まれ行き場を無くした莫大なエネルギーが爆発した。

熱と衝撃波が撒き散らされる。

土砂は巻き上げられ、木々は薙ぎ払われ、燃えている。

<SPCSS起動>

「セルベレスタ」

千冬が片手を水平に伸ばしそう唱える。

周囲の炎が収束を始めた。

伸ばした手の先。

そこにあるのは漆黒…否、虚無とも呼べる闇の剣。

光すらも通さず、熱を封じ込める結界魔法。

マグマと化した地面からも熱を奪
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ