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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百三十八話
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あ、そうだ。忘れてた。
「なぁ楯無」
「なんだ?」
「お前が北海道でやり合った怪異だけどさ、これで合ってる?」
とスマホの画面を見せる。
「なっ!? コイツだ! どうしてわかった!?」
「んー……まぁ。企業秘密って事で」
決定だな。
更識家に帰り、簪にジェットインジェクターも渡した事だし例の怪異対策でもしようかと考えていた所。
「お、おい坊主! 助けてくれ!」
「んにゃ? 楯無?」
マナー無視上等と言わんばかりに楯無が戸を開けた。
今は部屋に俺しか居ないからいいけどさ。
「どったの?」
「あ、朱美に!」
「朱美さんがどうしたの?」
「例の薬がバレた! 俺にまでキレてるんだ助けてくれ!」
次の瞬間。
ヌッと楯無の後ろから伸びた手が楯無の肩を叩いた。
「あ・な・た?」
「ひぃっ!?」
やべぇ。
朱美さんキレてる。
俺は即座に猫になり、開けていた窓から飛び出した。
訓練場でロリsに更識の実働部隊がボコボコにされているのを(とは言えこの数日で少しはロリsに当てられそうな奴は増えている)見た後で夕食の席に向かった。
「…………………………………」
朱美さんが俺に用意していたのは猫まんまだった。
白ご飯に出汁をかけて上に鮭の切身が置いてある。
しかもだ。
お盆に乗せたソレが何故か畳の上に置いてあった。
ふぅ。しょうがねぇなぁ。
「にゃーん…」
人の姿に戻る事なく食べる事にした。
朱美さんがザマァ的な目で見ている。
しかも美味しい。
美味しいから余計に腹が立つ。
猫まんまを食べていると、唐突に背中を撫でられた。
「みゃぅ?」
両隣は更識姉妹。
手を伸ばしていたのは刀奈だった。
「ねぇ一夏くん。家のペットにならない?」
「にゃー」
首を横に振っておく。
「えー。家のペットになったら私とか簪ちゃんのおっぱい飲み放題よ?」
「なぉー」
箒と束さんを三本の内の二本の尻尾で指す。
「こっちは四人よ?」
刀奈がそう言うと本音と虚さんが顔を反らした。
ああ、虚さんまで巻き込んだのか。
そりゃ朱美さんも怒るわ。
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