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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。中編
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ドッタンバッタン大騒ぎな自己紹介を終えて、約1時間後……。
俺はモスボール状態で、原隊から、
此処
(
501
)
に送られてきたP-80を開封&整備する為に、ハンガーへと足を向けていた……あの
西の奴
(
シャーリー
)
も一緒に……。
「なぁ〜……頼むよ〜!!同郷の吉見としてさぁ……」
「同郷つーても、俺は東で、お前は西じゃねぇかよ。東と西じゃ、全くの別物だぞ……」
と言った感じで、まるで血を求めて、足に張り付くヒルの様にべったりと寄り添ってくるシャーリーをあしらいながら、ハンガーへと、やってきた俺は、とりあえず、愛機であるP-80の置かれている場所&状況を確認し、そして軽く絶望した。
何故なら、よりによって、俺のP-80が置かれているハンガーの隣のハンガーに置かれているストライカーユニットが、ノースリベリオン社製のP-51・マスタング……リベリオン陸軍航空隊の現主力ストライカーユニットだ。
で、現在、501に居るリベリオン陸軍航空隊所属の人間は俺と隣に居るシャーリーだけ……んで、俺の愛用のストライカーユニットはP-80だから、先の状況と合わせて、消去法で考えると、この目の前に置かれているP-51の主は……。
「………」
「ん?」
と、俺の横目で向ける視線に対して、首を傾げる爆乳のコイツになるわけだ……。
何で、よりによって、コイツの隣に……。まぁ、単純にリベリオン人同士だから程度の浅ーい理由でなんだろうけどさぁ……。
そう思うと、思わず「……はぁ」と深く溜息を付かざるを得ない俺を見て、更に隣に居るシャーリーは「んん?」と頭に疑問符を浮かべている。つくづく、能天気な西側ヤローだぜ。
あと地味に、バルクホルンを始めとする他の501の面々も、遠めに俺とシャーリーの様子を見に来ている。現在進行形で燃えている火災現場か、犯人の立てこもっている事件現場に集まってくる野次馬かよ、てめぇら……。
まぁ……とりあえず、P-80をモスボール状態から、復帰させるか……。
「はぁ〜ぁ……」
「溜息の多い奴だな、お前」
「……はぁ」
今日の溜息の原因の約半分がお前だよ……。シャーリーに対し、胸の内で盛大に突っ込みながら、本日、何度目になるか分からない溜息を付く。
その後、俺は腰からぶら下げていたV-42スチレットを引き抜くと、それを使ってモスボール状態のP-80を開封していく。
開封作業を始め、P-80を包んでいた油紙やゴムを取り除いていくと、段々とP-80の姿が見えてくる。
「おぉ〜っ!!」
「すっごーい!」「新型か……」「私たちの使っているストライカーユニットとは、全く違う形ですね」
それと同時に、
乗り慣れている&見慣れている俺からすれば、特に目を見張る様な物では無いが、初めて見るシャーリー達の前に姿を現したP-80は、彼女たちからす
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