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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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「……申し訳ありません」
そう俺が軽く謝罪しながら、頭を下げると、ミーナ中佐は「良いの、良いの、もうこの話はお終い!!」と、笑いながら、話を切り替えるなり、こう言葉を続ける。
「じゃあ、作戦室で、皆待っているから、そこで自己紹介して頂戴ね♪」
「了解です」
と言った感じで、俺とミーナ中佐は、他の501の面々が待つ作戦室へと、足を向けるのだった。
んで、そして遂に作戦室へと辿り着く。
すると、見覚えのある扶桑海軍の制服姿のウィッチの姿があった……と言っても、ボンヤリとした記憶だ……。
正直な所、改造直後における病院での出来事は、ミーナ中佐から、ベイカー達の死を告げられて以降、ハッキリとした記憶が無い……。
余りにもショッキングな内容であるが故、俺の脳が無意識のうちに鍵をかけたか、それともモニスの野郎に脳みそを弄られて、消されたか……。まぁ、これも今となっては、どうでも良い話だ。
と言った感じで、そのウィッチに視線をやると、俺の視線に気づいたのか、そのウィッチは俺とミーナ中佐の元へとやってくるなり、こう言い放つ。
「お、ミーナ。遂に来たか」
「えぇ……ウィーラー大尉、紹介するわ。彼女が、第501統合航空団の戦闘隊長を務める……」
「坂本美緒だ。これから、よろしく頼む」
「こちらこそ」
そういって、手を差し出された美緒少佐の手を取り、軽く握手を交わすと、美緒少佐が、こう言葉を続ける。
「あ〜……以前、病院であったと思うが、覚えているか?」
「……申し訳ございません。実の所、病院での記憶は……」
「覚えてないか……。ま、病院で寝るような状況になって、記憶がはっきりしているんだったら、病院はいらんからな。気にするな!!」
そういって腰に手を当てつつ、「ハッ、ハッ、ハッ!!」と笑う少佐……。とりあえず豪快な人だなと言うのが、俺の第1印象だな……。
んな事を思いつつ、頭をポリポリと掻いていると、少佐が、続けざまに、こう言い放つ。
「とりあえず、着任おめでとう。歓迎するぞ、ウィーラー大尉」
「ハッ、感謝します!!」
少佐の言葉に対して、条件反射的に敬礼しようとするが、それよりも先に少佐は「ハッ、ハッ、ハッ、敬礼はいらんぞ!!」と笑いながら、止めると、こう言葉を続ける。
「そう固くなるな!もっと気楽に行こうじゃないか!!」
「美緒の言う通りよ、ウィーラー大尉。貴方はもう少し肩の力を抜いて良いのよ……」
「……はぁ、体の半分が兵器となっている自分がですか?」
「「………」」
何気にサラッと俺が言い放った言葉に対して、再び絶句するミーナ中佐と共に、同様に言葉を失っている少佐が共に顔を見合わせている。
あ〜……こりゃまた地雷踏んだな、俺……。元々、人付き合いが得意と言う訳では無かったが、此処まで来ると、自分で自
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