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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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。もう二度とやんねー……。
とまぁ、ふとコマンドの頃を思い出しつつ、ダッフルバッグの中に入っているチョコレートを探す為、バッグの中を探っていた時だった。
「あら、ウィーラー大尉。もう来ていたのね」
「み、ミーナ中佐!!」
と言う女性の呼びかけに、俺がそこに顔を向けると、そこには数か月ぶりに合うミーナ中佐の姿があった。
その姿を視界にとらえるなり、俺はチョコレートを探す為にバッグに突っ込んでいた手を引き抜きつつ、咄嗟に敬礼しつつ、口を開く。
「いえ、自分も付いたばかりであります!!」
「あら、そんなに硬くならなくて良いのよ。手を下ろして。私も付いたばかりよ」
「はぁ……」
ミーナ中佐が、微笑みつつ、言うの受け、俺は敬礼していた手を下ろしつつ、言葉を続ける。
「しかし、エース集団であるはずの第501統合航空団の隊長自らが……」
「丁度、軍司令部で行われる会議への出頭命令もあったから。ついでにね」
俺とミーナ中佐が、そう会話を交わす中、ふと気が付くと周りには多数の兵士やウィザード、ウィッチ達が集まり、各々がコソコソと話している。
だろうな……片や人類の切り札ともいえる統合航空団の隊長で、もう片や『人類初の飛べるウィザード』に始まり、今何かとホットな噂が絶えないウィザードだ。
そんな2人が顔を合わせて、あーだこーだと話しているのだから、そりゃ目立ってしょうがないわな……。
ミーナ中佐も、そんな周りの視線に気が付いたのか、横目で回りを見つめながら、こう言い放つ。
「ここで話するのも、何でしょうし、移動しながら話しましょう」
「そうですね」
ミーナ中佐にそう言われ、俺は地面に置いてあったバッグを背負いつつ、ミーナ中佐と共に車に乗り込んでいく。


乗り込むと同時に、ミーナ中佐は運転兵に対して、「出して」と一言。この一言で、車は501への基地に向け、走り出す。
走り出してから、数分後、揺れる車内で、ミーナ中佐は再び口を開く。
「欧州への長旅、お疲れ様。大丈夫だった?」
「えぇ……特には問題なく。自分のストライカーは?」
「ちゃんとアリシア中佐から、送られてきているわ。ハンガーにモスボール状態で駐機させているわ」
「それは良かった。アリシア中佐、かなりいい加減ですから」
「そうなの?」
「えぇ……」
ちゃんとP-80が届いている事に、内心、ホッとしつつ、つい直属の上官であるアリシア中佐への愚痴がポロっとこぼれる。
だって、俺の記憶にある限り、もう20回ぐらい泥酔して、警察署の拘置所に放り込まれてる所を何回、俺とナディア少佐で迎えに行ったことやら……。
ま、流石に上官の名誉&己の身を守る為に、詳しい状況は言わないけどね……っていうか、うっかり言った事をアリシア中佐に知られたら、原隊復帰した瞬間に眉間に銃弾を撃ち込ま
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