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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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歩兵中隊だ」
と言った感じで、2名の男性将校と、元ウィッチの将校によって、次々と目の間に並ぶ兵士やウィッチ、ウィザード達に配属を伝えていく。
まるでヒヨコの雄雌の判別だな……。俺はヒヨコじゃなくて、白虎(ホワイトタイガー)だけど。
って感じの感想を抱きながら、段々と進んでいく列の中に居た俺にも、遂に順番が回ってくる。
「軍隊手帳を」
「あぁ」
そう問いかけてくる将校に対して、軍隊手帳を渡すと、すぐさま将校は俺の軍隊手帳を開き、俺の隊員番号、それに基づく配属先を手元の簿記から、調べていく……っても、俺の場合は分かっているんだけどね。
「名前、ウィーラー・マッカダムス大尉。隊員番号、406915406……って、第501統合航空団!?」
と言った感じで、簿記に示された俺の配属先を見て、目の前の人事担当が目を見開き、大きく驚くと同時に、その場に居た全ての視線が突き刺さる。
まぁ、流石に俺の事は色々と噂になっているし、そんな噂に上がっているウィザードが目の前に居るんだから、驚くだろうねぇ……。つーか、ココでも視線を浴びるんだな。
もはや、大量の視線を浴びると言う事に、慣れてきた感すら胸の中にある中、その人事担当の将校は将校らしく、取り乱した物の直ぐにキリッとした表情を浮かべ、俺に対して、こう告げる。
「あー……大尉、君は第501統合航空団の配属だ。関係者が迎えに来るらしいから、3番補給処で待機するように。あ、君、大尉を3番補給処へ」
「了解しました。大尉殿、こちらへ」
「どうも」
将校から、指示を受けた近くの兵士は直ぐにM1カービンを背負いながら、俺を案内する。
その案内に沿って、俺は待機場所へと足を向ける。

んで、そうしてやって来た待機所で、俺はダッフルバッグを地面に置きつつ、持っていた水筒を手に取り、ふたを開けて、中の水を喉へと流し込んでいく。
しっかし……幾ら、エリート集団の第501統合航空団とは言えど、わざわざ関係者が迎えに来るとはねぇ……。コマンドだった頃は、ありえない扱いだな……。
コマンドの頃は、殆ど補給物資扱いで、トラックに燃料やらTNT爆薬と共に乗せられて、配属先まで移動して、下ろされた配属先でひーこら、ひーこら言いながら、配属先の関係者を探したのは、懐かしい思い出だ。
しかし腹が減った……。サラトガで、嗜好品として、支給されたチョコレートでも食うか。
個人的には、普通のより、ミント入りの方が好きなんだが……。糞不味い特殊部隊用レーション喰った後の口直しに持って来いだったからな……。世間からすれば、異常な思考だろうけど。
っていうか、あの糞不味い特殊部隊用レーションの味消しとして、チリソースぶっかけて食っている奴いたな。
俺も一度、試してみたけど、まぁ〜……酷い物だったな。最早、ゲロの味だぜ、ありゃあ
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