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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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うと同時に、胸の内で「やっぱりか……」と思いながら、彼女の問いに答える。
「あぁ、前に別の部隊に居た際に、何度か作戦をした身だしな……」
「そうなんですか〜。姉が迷惑をおかけしませんでしたか?」
「いやぁ、まぁ……特には無いが、やたらと話しかけてくるから、印象には残っているなぁ……」
「あの、その、姉が失礼しました……」
そう言って、ハハッ!と乾いた笑いを上げる俺を見ながら、リーネは少し申し訳なさそうな顔で、謝罪してくる。
いや別に直接的な、重大な被害は受けてないから、問題は無いんだけど……。やたらと、腰の低い子だな……。
んな事を思いながら、宮藤&リーネコンビを見つめていると、今度は拍子抜けするほど、軽い口調で話しかけられる
「お〜い!」
(ここのウィッチって、軽い奴しかいないのか……って!?)
我ながら、胸の内で「偏見的だな……」と思う考えが湧いてくる中、ふと声の掛けられた方に顔を向けた俺は、今日一番の衝撃を受ける。
何故なら、そこに居たのは、この戦争における『1番の英雄的活躍をしているウィッチ』として、まさに『生きた伝説』となっているウィッチのエーリカ・ハルトマンだからだ。
本物に合うのは、今日が初めてだが、コマンドに居た頃から、弾薬やら砲弾、医薬品と言った補給物資の中に、ごく稀に入ってくる漫画雑誌や、ポルノ雑誌と共に混じって、送られてくるプロバガンダ雑誌の表紙を飾っている事が多々あり、普段は活字嫌いで、殆ど本と言う本を読まないウィザードや兵士達も、彼女が表紙の時では、気が触れたかのように、こぞって読んでいたのが懐かしい。
そんな遠い本の表紙の向こう側の存在が今、目の前に居るのだから、そりゃ驚かない方が不思議な訳で……。
「うぉっ!?」
「なーに、そこまで驚いているの?」
とまぁ、俺が驚いているのを見て、彼女は明るく笑いながら、言葉を続ける。
「私はエーリカ・ハルトマン。階級は中尉だよ〜」
「あっ……あぁ、活躍は雑誌なんかで見させてもらった。これから、宜しく頼む」
「良いの、良いの、そんなに固くならなくて!!」
そう言って寝ぼけた様に、あくびするハルトマン中尉……。うーん……何だろう、この違和感?
とてもプロバガンダ雑誌等で書かれている様な、大活躍をしている様なウィッチとは思えない様な軽さなんだが……。
いや……まぁ、エースだからと言って、お高く止まった性格なのも、人として、どうかとは思うが、此処まで軽いって……。
俺が今まで、雑誌なんかで見て来た、エーリカ・ハルトマンって、同姓同名&容姿も酷似している別人だったんじゃないのか?
余りにも、想像を遥かにかけ離れたエースウィッチの姿に、茫然としている傍では、怪訝そうな顔で俺の事を見つめているウィッチが居る。
うん、まぁ、あれだな……こういう時は、向
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