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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
運命が動き出す時……。前編
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分が嫌になってくるレベルだ……。ぶっちゃけ、自己嫌悪も良い所だとさえ、思えてくるよ……。
胸の中で、不快感やら、自己嫌悪、自分への呆れ等が混じったドス黒い感情が湧いてくる中、咄嗟に俺は謝罪する。
「申し訳ありません、失言でした。前言撤回します」
「「アハハッ……」」
そんな俺に対して、少佐とミーナ中佐は苦笑いしながら、こう言葉を続ける。
「ま……まぁ、最初から完璧に出来る奴なんて、何処にも居ないさ!!気にするな、ウィーラー!!」
「え、えぇ……美緒の言う通りよ。段々と慣れて行きましょう、ウィーラー大尉♪」
二人は、そう言って俺に微笑むと、続けざまにミーナ中佐が話を切り出す。
「さ、そろそろ501の面々とご対面しましょう!」
「そうだな……、もう全員が集まっているだろうしな。しっかりと自己紹介しろよ、ウィーラー」
「美緒が呼ぶから、その時に入ってきて、自己紹介お願いね♪」
この言葉に対して、俺が「はっ!」とミーナ中佐と少佐に対し、復唱すると、二人は顔を見合わせた後、作戦室へと入っていく。

それから、間もなくして、俺が前で立っているドア越しに、作戦室から、少佐とミーナ中佐の声が聞こえてくる。
『皆さん、もう知っていると思いますが、本日、この501に新しいメンバーが加わります』
『早速だが、紹介する。入ってこい!!』
「失礼します!」
この言葉を聞くなり、俺は先程、ミーナ中佐から告げられた手順通りに、作戦室のドアを開け、作戦室の中へと、足を向ける。
作戦室の中に入ると同時に、横から多数の視線が俺めがけて飛んでくるのを感じる。
飛んできた視線の先に顔を向けると、そこには合計12人のウィッチ&ウィザードが俺に対して、熱視線を送っていた。
その視線を送る主達に対して、俺は体全体を向けると同時に、自己紹介を始めていく。
「本日付で、第3新型装備研究開発チームより、着任しました。ウィーラー・マッカダムスです。階級は大尉。新型ストライカーの実戦テストの為、本隊へ配属されました。まぁ……何時までの付き合いになるかは、わからんが、宜しく頼む」
そう短く坦々と自己紹介をすると、目の前に居るウィッチ&ウィザード達の反応は様々だ。
同隊における2人目のウィザードと言う事で、驚き顔を見合わせる者……。怪訝な表情で、俺の顔を見つめる者……。その隣で、興味なさげに居眠りをする者……。目を輝かせて、興奮気味な者……。
様々な反応を見せる彼女達を前にして、「ふぅ……」と小さく息を吐いていると、ミーナ中佐が手をパン!と一回叩きながら、こう切り出していく。
「はい!じゃあ、皆さんも挨拶してね」
ミーナ中佐が、まるで学校の担任教師の様に手をパン!と軽く叩くと、それを合図に一斉に座っていたウィッチ達が立ち上がり、俺の方にやって来るなり、次々と話しかけ
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