外伝〜隻眼の決意〜
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年の内戦終結に大きく貢献した”灰色の騎士”の従者を務めているとの事だ。」
「ア、アルフィン皇女殿下が”灰色の騎士”の…………!?」
「ど、どうしてそのような事に…………」
「皇女殿下…………」
「その”灰色の騎士”はお前達の中には知っている者もいると思うが、かつてはトールズ士官学院の生徒であったが今回の戦争の件で祖国であるメンフィル帝国に祖国に帰還する事になり、メンフィル帝国貴族として、そしてトールズ留学前より元々所属していたメンフィル帝国軍の軍人の義務を果たす為に今回の戦争に参加したと思われた…………しかし、それは大きな間違いであり、真実は”実力主義”であるメンフィル帝国側についてメンフィル帝国軍人として活躍し、その活躍に対するメンフィル帝国政府の上層部が”灰色の騎士”に与える報償として、今回の戦争で敗戦し、滅亡する可能性が高いエレボニアを存続させる事に応えてもらう為に今回の戦争、クロスベルでの戦いからメンフィル帝国軍側として従軍しているとの事だ。」
「なっ!?」
「”灰色の騎士”がメンフィル帝国からの留学生だったこともそうですが、まさか既にメンフィル帝国軍に所属していたとは…………!」
「それにしても何故”灰色の騎士”はそこまでして他国――――――それも戦争相手であるエレボニアの為に今回の戦争に…………」
ゼクス中将が口にした驚愕の事実の連続に軍人達は驚いたリ困惑し続けた。
「そしてアルフィン皇女殿下はお一人でメンフィル帝国の大使館を訪れた際、メンフィル大使であられるリウイ前皇帝陛下より”灰色の騎士”の件についての説明も受け、”灰色の騎士”より受けた数々の恩を返す為…………”元エレボニア皇女としての最後の務め”を果たす為にもメンフィル帝国軍の義勇兵の一人としてメンフィル帝国軍に参加する事を申し出、現在は”灰色の騎士”の下で”灰色の騎士”の従者兼”灰色の騎士”率いる部隊の一員としてメンフィル帝国軍に所属しているとの事だ。」
「なあっ!?」
「という事はアルフィン皇女殿下は今メンフィル帝国軍――――――いや、メンフィル・クロスベル連合の元に…………!?」
「ア、アルフィン皇女殿下がエレボニアに刃を向けられるなんて、自分達はどうすればいいんですか、中将閣下!」
アルフィンの件を知り、再び驚いた軍人達はゼクス中将に問いかけた。
「――――――ここからが本題だ。アルフィン皇女殿下の通信内容は我々第三機甲師団がヴァイスラント決起軍のように、エレボニアが衰退か滅亡すると理解していても、ギリアス・オズボーン宰相を始めとしたエレボニア帝国政府の暴走を止めて欲しいとの事だ。」
「そ、それはつまり正規軍である我らにメンフィル・クロスベル連合に寝返り、祖国に――――――いえ、皇帝陛下や仲間達に刃を向けろと…………!?」
「中将閣下!もし戦争
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