第十幕その十一
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「行き来出来るんだ」
「それで海だけでなく」
「オズの国の中にもね」
「入ってですね」
「冒険をしているよ」
「実際にバイキングは川を伝っているよ」
このことは船長もお話します。
「外の世界でもね」
「そうだったんですね」
「北欧諸国から出てね」
そしてというのです。
「海だけでなく川にも入って」
「その川を上って」
「それでね」
まさにというのです。
「欧州中を暴れ回ったんだよ」
「それは凄いですね」
「だから恐れられもしたんだ」
バイキング、彼等はというのです。
「彼等はね」
「確かに川を使えば」
「それだけでかなりの場所を行き来出来ますね」
「それも素早く」
「そうですね」
ナターシャ達四人も言いました、四人も楽しく食べています。勿論教授もモジャボロもビリーナも他のバイキングの人達もです。
「バイキングのお話は僕達も知ってました」
「川も使っていたことは」
「海だけじゃなくて」
「そうしてましたね」
「皆知ってたのね」
恵梨香は今度は四人に言いました。
「バイキングの人達が川を使うことも」
「結構有名というかね」
「大きな川があると使うよね」
「色々なことに」
「そうだよね」
「日本は大きな川が少ないね」
ここで言ってきたのは船長でした。
「そうだね」
「淀川や利根川はありますけれど」
「けれど他の国と違ってね」
「皆のそれぞれのお国とですか」
「そして欧州ともね、大きな川があると」
それでというのです。
「皆その川を使ってね」
「行き来したりするから」
「だからだよ」
それでというのです。
「皆わかってるんだよ」
「そうなんですね」
「バイキングがそうすることもね」
「けれど日本は違うから」
「島国で国に大きく流れる川がないからね」
「このことがわかりにくいですか」
「船は海も移動出来て」
「川もで」
「大きな川を船で移動すればね」
「かなりの距離をですか」
「移動出来るんだよ」
そうだというのです。
「本当にね」
「そうですか」
「そう、それでだよ」
「バイキングの人達が川を使っていて」
「オズの国でも使っていることをね」
「理解出来ていて知っていた」
「そうなるよ、日本人としては実感が湧きにくいね」
このことはというのです。
「淀川から大阪から京都には行けてもね」
「今は電車ですぐですし」
恵梨香が知っている限りではです。
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