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占術師速水丈太郎  死の神父
第十一章
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「神父はまだ近くにいますか」
「必ず。それでは」
 敵はまだ自分達の近くにいて様子を伺うか仕掛けようとしている、それならと言ってだった。
 司祭を安全な場所に置きつつだ、周囲の気配を探っていたがここで不意にだった。
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