スーパーロボット大戦OGs
0012話
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では続けて行かせて貰います!」
言葉と同時に再度間合いを詰める。
加速の効果時間は約1分。残り10秒程度だ。それが切れる前に仕留めさせて貰う!
無駄の多い俺の動作だが、加速を使って無駄が入りようがない1直線の攻撃なら!
繰り出したのは、右ストレート。これが避けられた時の事は考えないでただ真っ直ぐに撃ち貫く!
「よし、来い!」
教官も真っ正面から迎撃するべく待ち構えている。
加速で速さが増した俺の右ストレートが届くか届かないかの合間、教官がカウンターを狙い、こちらと同じ右ストレートを繰り出す。
間に合うか? いや、このまま行けばこちらの攻撃を回避し、その隙に教官のカウンターが叩き込まれる。
こちらの速度が足りない。だが、既に加速を使っている為これ以上の速度は出せない。……出せない? いや、出せる!
咄嗟に念動力を使い、自分の身体の位置をほんの少しだけずらす。
これでカウンターは無効化した。後はこちらの攻撃を打ち込むだけだ!
「む!?」
焦った教官の声が聞こえると同時に、俺の意識は刈り取られ意識は闇に沈んだ。
気が付いた時には医務室で寝かされていた。
あの時、念動力を使って身体をずらしたのはいいが、念動力のLVが足りなかったのか身体の位置を動かし切れなかったらしい。
で、結局カウンターの直撃はなかったものの、教官の右ストレートが俺の顎を掠めて脳を揺らされた俺は意識を失ってしまった訳だ。
と言うか、加速と念動力を使っても勝てないって教官強すぎだ。
授業の最初にカイ・キタムラと比べてしまったが、今思えば、どっちもどっちだな。
俺の攻撃は結局教官に回避されたし。現在のベストを尽くした1撃だったのだが。
結構長い時間気絶していたのか、医者によると既に昼休みらしい。
午後の授業が始まらないうちに、何か腹の中に入れておかないと。
あ、そうそうこの学校って士官学校だけに保健室には医者がいる。
普通なら保健室の先生とかなんだろうが、この学校の場合は医師免許を持った歴とした医者だ。
その辺、怪我をする事が多い士官学校ならではなんだろう。
医者に礼を言い、食堂へと向かいながらふと思った。
「努力使っておけば良かった」
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