スーパーロボット大戦OGs
0012話
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産型ゲシュペンストMk-Uに乗ってみたいというのもあるんだろう。
それに50機と言うかなりの数が揃っているだけに、奥の方にある量産型ゲシュペンストMk-Uは格納庫の外に出るのにそれだけ長時間歩かせなければいけない。
初めて乗る機体で操作ミスする可能性も考えると、歩く距離は短い距離が好ましいんだろう。
何て考えていたら、いつの間にか俺の周囲には誰もいなくなっていた。
バリソンの姿も消えてしまっている辺り、微妙に薄情な奴だ。
しょうがないので、1番奥にある量産型ゲシュペンストMk-Uの下へと向かいタラップでコックピットに乗り込む。
「えっと、リーダーはこれか」
IDを通し、認識完了。TC-OS起動。
「さて、行くとするか」
周囲を確認しつつ、機体を歩かせる。
幸い、整備員を踏みつけるなんて真似も無く無事格納庫前まで移動出来た。
えっと、取りあえず1番後ろに並べばいいか。
並んでいる機体の最後列へと移動する。
「よし、全員揃ったな。にしてもいつもはお手本のアクセルが1番遅いとはちょっと意外だな」
通信用モニタに教官の姿が映ったかと思うとこれだ。
「こんな日もたまにはあります」
「まあいい。全員この通信が映っていると思うが、これより簡単な実機訓練を行う。なに、グランドをその機体で歩いて回るだけだ。TC-OSがあるんだしそれ程難しくはない。シミュレータでの訓練を思い出せば簡単だ。……ただし、誰か1人でも操作ミスで転んだりしたら連帯責任でお前等全員腕立て500回だ」
うわぁ。腕立て500回とかどこのバニング大尉だ。
「行進する順番は、今並んでいるそのままで構わん。じゃあ、始めろ」
結局、全員で腕立て500回をやるはめになった。
女どころか、男でも何人か泣きながら腕立て伏せをやっていた。
「さて、座学、射撃訓練、シミュレータ、実機訓練とやってきたが今日は何をするか分かるか?」
「格闘訓練です」
いや、まぁ。運動着の上からプロテクター付けてるんだから逆に言うとそれ以外に何をしろと?
「そうだ。お前達も座学で習ったと思うが、TC-OSは各自でモーションを作成して登録が可能だが、そのモーションをきちんと入力したり操作するにもやはり身体を自由に動かせるようになっているのがベストだ。それに、俺自身は聞いた事しかないが噂じゃゲシュペンストに跳び蹴りや背負い投げのモーションを登録して使いこなしているパイロットもいるという話だ」
……あ、カイ・キタムラってこの世界にもいるんだ。
俺の記憶じゃ跳び蹴りはともかく、背負い投げはカイ・キタムラしか使っていなかった筈だ。
正直、鬼教官度で言えば、俺達の担任であるこの目の前いる教官より数ラ
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