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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica57はやてとルシリオン
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お願いします」その手を右手で握って握手した。となれば、行き先を追加できるかもしれへんな。当初は臨海公園と元八神邸の2つを回って帰る予定やったから。ルシル君と次の行き先を話し合ってると、「お待たせしました!」桃子さんと美由希さんが料理を運んできてくれた。

「「いただきます!」」

「はい! ごゆっくりどうぞ!」

「話は聞いてたよ2人とも! 美由希お姉ちゃんから、君たちにプレゼント!」

士郎さんお手製の料理を口にしてると、エプロンのポケットから美由希さんが取り出したのは2枚のチケット。1枚は「映画のペアチケット」で、もう1枚は「水族館のペアチケット」だった。

「ご飯を食べてすぐに向かえばいいと思うけど・・・。今日は泊まり?」

「日帰りのつもりですけど・・・」

「ふむふむ。ルシル君。シャルちゃんやトリシュタンさんのデートじゃどうしたの? 日帰り?」

「シャルとは温泉街の旅館で1泊、トリシュとは彼女の自宅で1泊しました」

「ほうほう。じゃあ、はやてちゃんとも2人きりで1泊するのが筋ってものでしょうが」

美由希さんが顔をグイッとルシル君に近付けさせた。黙るルシル君から今度は私に目を向けた美由希さんは「はやてちゃんはどうなの?」そう聞いてきた。それに関しては私は、シャルちゃんやトリシュより先に行ってると自負してる。9歳の頃から同じ屋根の下で暮らしてきたんやから。

「いいんです。私とルシル君が2人きりで1泊せぇへんのは、余裕の表れとゆうことで♪」

ポカンと呆けた顔のルシル君と美由希さん。そして一拍遅れて美由希さんが吹き出して、「はやてちゃん、最高!」笑い出す。

「そっかそっか! そりゃはやてちゃんとルシル君は、子供の頃からずっと一緒だったもんね!」

「そうゆうわけです♪ ところで美由希さん。チケットなんですけど、映画の方を貰っていいですか?」

水族館も魅力的やけど、今から楽しむには時間が足りひん。映画ならなんとか予定の合間に入れても問題ない。

「うん、映画だね。水族館のチケットはどうする? 今月末まで大丈夫だけど・・・」

「ペアチケットでしたからね〜。今月はもう私とルシル君の休暇が揃うことあらへんので、遠慮しておきます」

「了解! そんじゃごゆっくり〜」

美由希さんもテーブルを離れて行って、私とルシル君は食事を再開。士郎さんの料理がホンマに美味しいことを改めて実感しながら「ごちそうさまでした!」挨拶する。

「お皿をお下げしますね〜」

「そして、ご注文のスフレチーズケーキとザッハトルテ、ミルクティーになります♪」

美由希さんが空いたお皿を片付ける中、桃子さんがケーキを私とルシル君の前に置いてくれた。このために料理数を減らしたんやからな。フォークを
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