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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica57はやてとルシリオン
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ガーラックと一緒に用意してもらったスタンドミラーの前に立って、服装に乱れがないことを確認してから念話でそう尋ねると、『ああ、終わったよ』着替え終わったことを伝えてくれた。
『ん。じゃあ迎えに――』
『あーいいよ。こっちに来てまたそっちに戻るのも二度手間だろ。俺が行くよ』
ハンガーラックに残るトートバッグを肩に掛けたところで、応接室とトランスポート室を隔てるスライドドアが開いて、ハンドリムを回して車椅子を進めるルシル君が入って来た。ロング丈のTシャツにニット、ウールチェスターコート、スキニーパンツ、スニーカーってゆうコーデや。
「すずか。応接室に俺の制服を残してきたんだが・・・」
「うん。ちゃんとお預かりします♪ だから安心してね」
「じゃあすずかちゃん。転送よろしく」
「うんっ、任せて!」
車椅子の後ろに回ってグリップを握って、ルシル君と一緒にトランスポートに入ると、すずかちゃんがキーボードモニターを展開してキーを打ち始める。その間に私は靴を脱いで、左手の人差し指と中指に引っ掛けて持つ。これから向かう場所は土足厳禁やからね。ルシル君の靴ははまぁ車椅子のフットサポートに乗ってるし、ええかな。
「よし。はやてちゃん、ルシル君。いってらっしゃい♪」
「「いってきます!」」
すずかちゃんが最後のキーを打つと同時、転送が始まった。そうして私たちは、私の決めたデートスポットの「ただいま、海鳴市!」に到着した。とは言うても、ここは「ハラオウン家・・・?」ルシル君の言うとおりの場所やけどな。
「おお! はやて、ルシル、いっらっしゃ〜い!」
「こんにちは〜、アルフ!」
「久しぶりだな、アルフ」
私たちを出迎えてくれたんは狼の耳と尻尾を生やした女の子、アルフ。フェイトちゃんの使い魔で、今はクロノ君とエイミィさんのお子さんであるカレルとリエラの面倒を看てる。お子さん達が小さな頃は、背格好も合わせて小さかったけど、今は私くらいの大きさに姿を戻してる。
「おう! フェイトやアリシア達から聞いてたけど・・・マジで車椅子なんだなルシル。ルシルって言えばさ、チーム海鳴の最強だったわけじゃん? だから割かしショックを受けてるあたしがいる・・・」
「すまないな。しばらくはこんな情けない俺のままでいさせてもらうよ」
「ご、ごめんルシル! あたし、馬鹿なこと言った! ごめん!」
「気にしない、気にしない。ところでアルフ。子供たちは居ないのか?」
しょんぼりしてるアルフの頭を撫でるルシル君がそう聞くと、アルフは「今日は友達んち行ってる。だから今はちょっと暇してんだ!」ニッと笑顔になった。
「そっか〜。今日はお世話になるから挨拶をって思うてたんやけど」
帰りもこちらのトラ
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