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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica57はやてとルシリオン
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いくよ。はやては?」
「じゃありんごジュースで。食べ物は確かにもう入らへんな」
そうゆうわけでお店で、ルシル君はLサイズ、私はMサイズのジュースを購入。ジュースを手に第8スクリーンへ入場する。指定席チケットでもあったソレが導いた席は「お、おお、カップルシート」やった。噂には聞いてたけど初めて見たし、初めて座る。
「ほら、ルシル君も♪」
私の右隣をポンポンと叩いてルシル君も座るように促すと、「カップルシートなんて初めてだな」苦笑いしながら座ってくれた。2人で顔を合わせて小さく笑った後、映画が始まるまで他愛無い会話をした。そんな何気ない時間が私の心を満たしてくれる。
「お、始まったぞ」
「うん」
派手なカーアクションやガンアクションや格闘シーンに会場から歓声が上がる中、私とルシル君も「おお!」歓声を上げた。魔導師である私たちは映画以上の戦闘を行えるけど、それでもCGなどの手間をかけて作られた映画に惹かれてしまう。
「あ・・・」
洋画に付き物のベッドシーンが流れ始めた。普段ならドキドキやけど、ルシル君とデート中とゆうこともあってバクバクや。
(うぅ、ルシル君の顔をまともに見られへん・・・)
チラッと横目で見ると、ルシル君はジュースを音もなく飲んでた。うん、完全に素面やね。そのおかげでバクバクからドキドキになった。
(やっぱラストスパートはドキドキハラハラやね!)
今まで以上にド派手なアクション満載や。興奮冷め止まぬまま、映画はエンディングを迎えてスタッフロールが流れ出した。私は「ほぉ」一息吐いた。ルシル君が「面白かったな〜」ってゆう感想に、「そやね。あそこで――」私も感想を述べて、ルシル君と感想を言い合う。
「スタッフロールも終わったし、そろそろ行こうか」
「うん」
ルシル君と手を繋いで、映画館を出ると「もう夕方やね〜」夕日に染まる空を仰ぐ。夕食は家族みんなで摂る予定やから「そろそろ帰ろうか、私たちの家に」ルシル君にそう伝える。
「ああ、腹を空かせて待たせるのも申し訳ないしな」
ハラオウン邸より先に高町邸に寄って、車椅子やトートバッグを受け取りに行かなあかんね。高町邸の近所までバスで行くため、バス停の待合所で待つ。
「(誰も居らへんな。よし)ルシル君!」
「ん?」
同じベンチに座るルシル君を呼んで、「どうした、はや――ぅむ?」私の方に振り向いたその瞬間にキスをした。完全な不意打ちやったこともあってルシル君は大きく目を見開いた。その驚き顔を見られただけでも十分な報償や。
「今日はデート誘ってくれておおきにな♪ 大好きや♪」
精一杯の愛情を示すように私は、ルシル君を全力で抱きしめた。するとルシル君も私の背中に手を回してくれたから、ひ
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