第9話 未来の覇王 後編
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す。
嘘はついていないので、私は構わないです。
ですが、「命を懸けろ」といっているわけですから、私も曹操からそれに準ずるものを貰ってもいいですよね。
「わかりました。ですが、私だけ命を懸けるのは公平ではないと思います。曹操さんも何かを懸けてくれませんか?そうですね・・・。うん!私と曹操さんで真名を交換するというのはどうでしょう」
「真名でも何でも交換してさしあげます。そのかわり覚悟しておいてくださいね」
そういう訳で、陳留から数里先にある平野にて私の武をお披露目することになりした。
お披露目をしようとしたのですが、既に、陳留の城門が閉じているので、明朝となりました。
陳留群某所ー
どこまでも平野が続いていた。
昨晩の約束を果たして貰うため、私は陳留でも人があまりこない場所に来ている。
私以外には、劉ヨウ、春蘭、秋蘭、そして劉本の5人。
結果は分かりきっているけど、付き合って上げるわ。
「正宗の趣味を疑ってしまうぞ。こんな娘の何処が良いのだ」
私の隣で、劉本がぼやいている。
別に、劉ヨウは私に惚れたなどとは一度も言っていない。
何を勘違いしているのかしら、このボケ老人は。
「劉本殿よろしいのですか?今ならあなたの孫が土下座すれば許して上げますが」
寛大な私は劉本に救いの手を差し伸べてあげた。
「ふははははっ、お主本気で言っているのか?この勝負初めから孫の勝利に決まっておろうが!」
小馬鹿にしたように、劉本は私を見下ろしながら話してきた。
癪に触るわね、この劉本の態度は何なのかしら、この自信何処からくるのかしら。
子供が山賊3,000人を殲滅するなんて出来る訳ないでしょ!
嘘に決まっているわ!
まあ、いいわ面白い余興と思えばいい、劉ヨウ、私に命乞いをすればいいわ。
劉ヨウ覚悟しなさい。
「春蘭、劉ヨウ君のお相手をしてあげなさい」
「はい!華琳様、あんな奴一撃にて殺して差し上げます」
「春蘭、発言には気お付けなさい。皇族の方に失礼よ!」
この子は本当に場を弁えていないわね・・・。
「申し訳ございません・・・。華琳様」
これではっきりするわね。
あなたが嘘つきだということが、がっかりだわ。
少しでも興味を持った私が馬鹿だったわね。
「貴様ーーー!貴様が劉ヨウだなーーー!」
夏侯惇は大声を張り上げて、私を威嚇してきました。
「呼び捨てですか。まあ、いいですけど。夏侯惇、手加減してあげます。私はここから一歩動きませんから、どうぞ」
私は双天戟を両手で持ち、構えました。
「貴様、私を侮辱するきかーーー!」
「侮辱して
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