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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:24 なんちゃってのエスコートと、オフシフトの悪役と
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く聞こえるのはすごいなーと。
「この時間帯はいつもみたいだよ。特に今は私達が居るから」
「すっごいよねぇ。毎日楽しそうだもん」
洗濯物をものすごい勢いで畳んでいくギンガと、たははと笑いながら空き缶を潰していくスバルの対比がすごいなぁと。
クイントさんは奥でカレー作ってるらしく、いい匂いが広がってる。
……小さい子供くらいなら余裕で入りそうな寸動鍋2つもあるのは見なかったことにする。
本当は俺らも手伝ったらいいんだろうけど。
お客さんだからいいよって断られた。ちょっと申し訳ない。
はなもお隣さんの、スカリエッティ家の七に会いに行ったというか、七と目があって連れていかれたというか。
平気だとは思う。だって、現状俺より強いし……うん。
「ゲンヤさん、短期の単身赴任……というか学会参加って悲しいな」
「うん。ちょっと若いお父さんを見たかったんだけどねぇ。あ、カルタスさんもお父さんとこっちで仕事してるみたい」
「……世間って狭いなー」
ここまで来ると、乾いた笑いしか出てこないですよ。
まだ、俺らの身内、桜庭出身の人たちが見つかってないだけで、存在してたらいいんだが……案外見落としてそうだけどねぇ。
聞いた話だと、エルトリアって言う所に、リイン曹長とかが留学してて……残りのナンバーズの子や、教会の人たちはそちらに居るみたいだし。
血縁ですか? って怖くて聞けねぇもん。ナンバーズ……というか、中島家とスカリエッティ家の血筋やべぇってなりそうで。
子沢山過ぎて凄いもんなぁ。
……それにしても。
「すごいね。ギンガ……さん達のお母さん」
ちょっと吹き出したスバルは今度しばくとして、咳払いを一つ挟んで。
「二人が居なくても、たくさん食べる皆のご飯をいつも作ってるんでしょ?」
「うん。その上美味しい
もん
(
・・
)
、すごいよね」
ギンガらしからぬ、と言ったら失礼だろうけど。一瞬その発言に違和感と、スバルが悲しそうな表情を浮かべたのは見逃さなかった。
下手すると……いや、話を聞かないとわからないな。
「やったッスー! 宿題終わったッスー!」
「今日もいっぱい遊ぼう!」
「待ってウェンディ、スバルおねーちゃん」
ドドドドドドと元気よく階段を駆け下りてくるのが聞こえる。
「……いつも超やばい?」
「うん。私やギン姉でも疲れるね」
「あの子達と遊ぶの大変よ? 頑張ろうね?」
……話す前に、俺生きてられっかな?
「……あらぁ? 本当に大きくなってるわぁ」
「やべぇ、ギンガが大きくなると普通に二乃姉よりも姉ちゃんしてる。いや、アタシよりもか……?」
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